ニューヨークのNPO団体、植物工場を導入した地産地消・食育センターを建設

 米国ニューヨークにて、利用されていなかった空スペースが、幅広い機能を持つコミュニティ・エリアとして再利用される。「ファームハウス」と名付けれた建物(約315m2)には、植物工場も導入され、地産地消や食育を行うスペースとして稼働する。

メインの運営・依頼者は、古くから地元で活動するNPO団体のGrowNYC。同団体は、サステナビリティを理念にかかげ、毎年3万人の子供達へ環境や農業、食育などの教育活動を行っている。

今回の「ファームハウス」では、GrowNYCの活動を一つに集結させたものであり、コミュニティー・イベントセンター、学習スペース、食育・教育用のキッチンも導入されている。また、ファーマーズマーケットも定期開催する。

ニューヨークのNPO団体、植物工場を導入した地産地消・食育センターを建設ニューヨークのNPO団体、植物工場を導入した地産地消・食育センターを建設
 建物は、ニューヨークの建築デザイン会社であるORE Designが担当。稼働する施設はニューヨークのマンハッタン、ユニオン・スクエアの近く。

壁側には、外部の自然光を反射させて室内に取り組む「光ダクト」システムに近いものを採用した。メインルームの中央には、完全人工光型植物工場システムも導入し、地産地消や地元住民・子供達への食育に利用される。

※ 写真: ORE Design社のウェブサイトより