大和フード&アグリ株式会社(DFA)は、プラネット・テーブル株式会社(PT)のD種優先株式の第三者割当増資を引き受け、農業者・畜産者・水産事業者に対するファイナンス・プラットフォームの共同設立に向けた検討などを行うため、3社間で資本業務提携を実施した。
本提携の目的
2018年11月に当社は、グループのリソースを活用し、農業・食料分野にリスク性資金の供給などを行うため、DFAを設立しました。
DFAでは、下図の通り農業・食料分野に係る広範なビジネスを事業領域とし、農業の大規模化・産業化、流通・調達の効率化により、新たな農業ビジネスを創造し、同分野を取り巻く社会課題を解決していくことを目指しています。
プラネット・テーブル(PT)は、2014年の創業以来、農畜水産物の流通プラットフォーム「SEND」をリリースし、国内の生産者から集めた生鮮品等を主に都市部の飲食店等へ自社配送する独自のサービスを提供しております。
2017年には生産者の多くが抱える課題である資金繰り改善を支援するサービスとして、「FarmPay」をリリースしました。これら「SEND」、「FarmPay」を土台として、国内外のあらゆる生産者の販売需要と資金需要に機動的に対応できる「生産者支援プラットフォーム」の構築を手掛けています。
今回当社グループは、PTが発行するD種優先株式の一部を引き受け、資本業務提携契約を締結することといたしました。
本提携を通して、PTが有する生産者との強固なネットワーク及び生産者が抱える課題に対する知見と、当社グループが有するファイナンスに関するノウハウを組み合わせることで、生産者や食関連分野の事業体、資産に対する新たな投融資の仕組みやサービスの開発、運用を行う、「農業ファイナンス・プラットフォーム」の構築を進めていきます。
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