井関農機、中国事業の拡大で湖北省に新工場を建設

 井関農機の関連会社である東風井関農業機械有限公司は、中国湖北省襄陽市に新工場を建設する。同社では中国国内においては、現在2カ所の工場があり、常州工場(江蘇省常州市)では、乗用田植機および自脱型コンバインを主に生産、襄陽工場(湖北省襄陽市)では、歩行田植機および汎用コンバインを主に生産している。

井関農機、中国事業の拡大で湖北省に新工場を建設

 今後、中国事業の拡大に向けて新たに投入するトラクタの生産を始めとして、現在生産している歩行田植機・汎用コンバインにおいては、中国国内における販売台数の増加に加え、アジア諸国への輸出による生産数量の増加が見込まれる。

さらには農業の機械化と共に、多様なニーズに対応する為ラインナップの拡大が必要となることが見込まれることから、襄陽工場の生産機種の拡充および生産数量の拡大を図るため、約90億円の投資により新工場を建設し対応していく。

【新工場概要】
工場名:東風井関農業機械有限公司 襄陽工場
所在地:湖北省襄陽市襄州区
稼働時期:2016年11月(予定)
生産品目:歩行田植機、汎用コンバイン、トラクタ ほか
生産能力:約5万台/年
投資額:約90億円(約4億5千万元)
敷地面積:約38万m2(565ムー)
建物面積:約9万6千m2