オリエンタルランド(OLC)は、東京ディズニーリゾート(TDR)の飲食店などで使うトマトを自社生産する。テーマパークに近い千葉県袖ケ浦市の社有地にビニールハウスを建て4月から栽培を始める。年間100トン程度の生産量を見込んでおり、TDRで消費するトマトの大半を賄う計画だ。
OLCがテーマパークで使う野菜を自社生産するのは初めて。子会社で花栽培を手掛ける舞浜コーポレーション(千葉県浦安市)の園芸用地の隣接地を活用する。敷地面積は約5500平方メートル。他の野菜に品目を広げるかは今後検討する。
舞浜コーポレーションは東京ディズニーランドなどで使う花を栽培してきた。花卉類のノウハウをトマト生産にも生かす。これまで野菜は外部から仕入れてきたが、天候不順や価格高騰などのリスクを抱えていた。
テーマパークから近い場所に生産拠点を確保して鮮度の高い野菜を安定的に調達する。同社は7年ほど前にもLED光源を利用した完全人工光型植物工場による野菜の生産を計画していたが、工場を建設する予定の企業が倒産し事業を断念していた。(参考:日本経済新聞より)
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現