袋谷タオル合資会社は、大阪・泉州地域の伝統野菜で染めた野菜生まれのタオル「雫~SHIZUKU~」をリニューアルした。「雫~SHIZUKU~」が生まれたきっかけは、2011年に起きた東日本大震災にさかのぼります。
津波をかぶった土地で綿花を栽培して復興を目指す宮城県のプロジェクトに参加したさい、「農家の人たちがいないと自分たちの仕事はない」と改めて実感したことから、タオルづくりにとって大切な存在である農業とタオルのコラボレーションを企画。
泉州の農家さんが想いを込めて育てた、水なすや玉ねぎといった野菜から抽出した天然染料で染めたタオルブランド「雫(しずく)」を2014年に立ち上げました。
「雫~SHIZUKU~」シリーズは、泉州地域の特産野菜である水なす、泉州玉ねぎ、松波きゃべつ、彩誉(あやほまれ)にんじん、大阪産バジルの実や皮、葉などを選別し、色の抽出を行って染料をつくり独自の技法によってタオルを染色することで、野菜が本来持っているやさしい色彩や味わい深い色味をあせることなく表現。
吸水性の高い薄手のタオルにそれぞれの野菜をモチーフにしたデザインを”織り”で表現した「タオルハンカチ」(約25×25cm)、吸水が良く心地よい肌ざわりのガーゼ生地を洗濯してもよれないように織り上げた「よれないガーゼタオル」(約25×25cm)、手や食器を拭いたり水仕事の多いキッチンで活躍する吸水性にすぐれた「おいしいキッチンタオル」(約25×90cm)の3種類をご用意しました。
「雫~SHIZUKU~」シリーズのパッケージも装いあらたになりました。ひと目みてどんな野菜で染めたタオルか直感的にわかるデザインは、どこかおしゃれな雑貨のようでもあります。
パッケージの抜き部分は中に入っているタオルの色合いや肌ざわりを確かめることができるほか、抜いた紙片は中にカードとしてしのばせており、裏面には染めに使用した野菜を育てた農家さんの情報にアクセスできるQRコードを印刷。
農家さんたちの想いが、タオルを手にした方たちにも届くよう設計いたしました。
昔ながらの伝統的な「後ざらしと後染め製法」によって生まれた泉州タオルを、おなじ泉州地域の特産品の野菜から抽出した天然の染料でやさしく染め上げた「雫~SHIZUKU~」シリーズ。
泉州タオルならではのふんわりやわらかで吸水性のよい使いやすさと、野菜特有の味わい深い色彩をたのしみながら農家さんが野菜に込めた想いも感じられる”一枚で二度おいしい”タオルです。
※大阪生まれの野菜タオル「雫~SHIZUKU~」は、先月大阪で開催されたG20で提供されました。
<参考URL>
「雫~SHIZUKU~」
http://www.fukuroya-towel.com/shizuku/
「NOKORI-FUKU のこり福」
http://nokori-fuku.jp/
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