株式会社宮下企画が運営する「米とサーカス」(高田馬場・錦糸町の2店舗)で、 8/1~9/30まで昆虫食フェア『未来の食卓、昆虫料理 vol.3』を開催している。
人口増加による食糧難や地球温暖化に対抗する切り札として世界中で注目されている ‘昆虫’を、和食メニューとスイーツにして提案。さらに、系列店の「バーあでぃくしょん」(高田馬場)にて、昆虫食の魅力を写真・イラスト・レシピで展示、オリジナル虫カクテルを提供している。
大人気につき3度目の開催!昆虫食フェア
2016年2月/7月と2回にわたり米とサーカス高田馬場店で開催した昆虫食フェア。メイン商品の「昆虫6種食べ比べセット」は1日15食を超えるほどの人気で、「昆虫食」に対する幅広い興味の高さが伺えました。
第3弾となる今回は、徳島大学で行っているフタホシコオロギ食用化プロジェクトで養殖したコオロギを、飲食店として初めて使用。合計13種類の昆虫を9品のメニューで展開します。
徳島大学の養殖コオロギプロジェクト
「食用コオロギの機能性検証と生産システムの社会実装」をテーマに、徳島大学大学院社会産業理工学研究部 三戸太郎氏が研究中。
研究目的:フタホシコオロギを食用資源として活用し、健康増進に資する加工食品を開発する。
研究背景:将来的な食糧不足の懸念、食用資源としての昆虫の有望性。
世界が大注目!21世紀を救う食材「昆虫」
2030年には世界人口が90億人に達する見込みがあると言われており、食糧難が深刻な問題となっています。国連のFAO(食糧農業機関)による、”人口増加と地球温暖化に伴う食糧問題の解決手段としての「昆虫食」を推奨するレポート”が2013年に発表され話題となりました。
《環境的な利点》
牛肉1キロを生産するために8キロの飼料が必要なのに対し、昆虫は2キロで可能であり、飼料変換効率が高いと言われています。
また温室効果ガスの排出量・養殖に必要な水と土地という点から見ても、家畜動物より環境への負荷が低いと計算されています。
《栄養面からの利点》
種類によって差異はありますが、高たんぱく質で必須アミノ酸や鉄分などのミネラル・ビタミンも豊富に含んでいます。
100g当たりのたんぱく質・ビタミン・ミネラル含有量は、肉・魚よりも高いことがわかっています。
【運営会社】株式会社 宮下企画
平成22年設立。新宿を中心にジビエ居酒屋「米とサーカス」や、近未来風の肉バル「パンとサーカス」、ゴールデン街のバーなど、特色ある飲食店の企画・運営を行う。
http://miyashitakikaku.com
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