株式会社ミライト・テクノロジーズは、農業分野におけるコンサルティング事業を展開するファームアイ株式会社から、全国各地の農地における稲の生育状況を調査するためのドローンの運航代行業務を受託、ドローンを活用したリモートセンシング技術による稲の生育調査を開始した。
ファームアイでは、事業の一環として、農作物の生育状況をドローンを活用して撮影・分析し、データ化することにより、農業現場での作業効率化、省力化に貢献することを掲げています。
同社は、7月より、全国の10,000ヘクタールにおよぶ農地での稲の生育状況の調査を計画しています。この全国展開に当たり、ドローンの運航業務に関する専門企業のサポートが必要と判断し、ミライト・テクノロジーズのドローン広域運用サービスを導入することになりました。
ミライト・テクノロジーズは、7月上旬から8月下旬までの期間、全国各地の農家からファームアイへの注文に応じて、全国32ヵ所のサービス拠点から本システムの研修を受けた専門のパイロットを派遣して農地を空撮し、ファームアイが行うデータ収集等をサポートします。
なお、利用するドローンには通常のカメラの他、赤外線カメラを搭載し、撮影したデータはファームアイが開発したシステムを活用してクラウド上で保管・分析されます。稲の生育状況をドローンで撮影して調査し、分析後に追加で肥料の散布が必要な場所などを特定します。
ミライト・テクノロジーズでは、本年5月より、ドローン広域運用サービスのファーストユーザとして、コマツが開発した「EverydayDrone(エブリデイドローン)」の運用を開始しています。
今回のファームアイからの受託は、それに次ぐ第2弾のドローン広域運用サービスであり、今後も様々な業界に対し、積極的にドローン広域運用サービスを訴求、提供していきます。
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