ヤンマー株式会社は、植物関連分野における知識・情報の集積を行う研究・開発拠点として「バイオイノベーションセンター倉敷ラボ」を8月26日より本格的に稼動する。
農業機械などのハード分野で培った技術やノウハウを活かし、施設園芸分野や遺伝・育種、微生物分野を中心とした新たな研究開発、ソリューションの創出を行っていく。
本研究拠点では、グループ会社間連携として、ヤンマーが培ってきた農業関連技術・商品やエネルギー関連技術などを融合させ、新たなソリューションを創出する取り組みを行います。
例えば、ヤンマーエネルギーシステム株式会社がもつガスヒートポンプエアコン(GHP)の空調制御技術やヤンマーグリーンシステム株式会社のイチゴ
移動栽培装置を活用したイチゴの周年栽培試験を行います。
他にも、ベンチャー企業や大学、研究機関など社外との連携によるIoTを活用した栽培技術の確立や、福祉・医療分野において農業がもたらす地域経済への貢献や健康への影響についての実証など多様な研究開発を行います。
■バイオイノベーションセンター倉敷ラボについて
拠点名:バイオイノベーションセンター 倉敷ラボ
所在地:〒710-0263 岡山県倉敷市船穂町柳井原2303-2
敷地面積:約2.5ha
稼動日:2016年8月26日
代表者:所長 小西充洋
・バイオイノベーションセンター倉敷ラボ
https://www.yanmar.com/jp/technology/core_excellence/bio_innovation_center/
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現