コンビニ向け弁当を製造する「わらべや日洋」が農業法人を設立。高品質なホウレン草を中心に最新の生産技術を導入しながら大規模生産を計画

コンビニエンスストア向け弁当を製造する「わらべや日洋」は子会社である(株)日洋とともに、2011年3月1日付で新会社「フレボファーム」という農業法人を設立し、高品質タイプのほうれん草の生産などを行っていく。国内外で食の品質・安全に対する関心が高まっており、新会社を「農産事業の拡大に向けた基盤」として位置づける。
 
 
新会社は、わらべや日洋を中核とするフレボグループのグループ会社で、食材の調達を行う日洋が60%、わらべや日洋が30%を出資。このほかグループ外の2企業も出資する。わらべや日洋は、福島県石川町に20棟のハウスを所有。昨年6月から、ビタミンやミネラルの含有量が多く、味に「えぐみ」が少ないといった特性を持つ、高品質のほうれん草を、地元の農業生産法人で委託生産している<写真:フジサンケイビジネスアイより>。
 

 
新会社はこの事業を受け継ぐとともに、ニンジンやタマネギなど対象品目も拡大する。産地も群馬、茨城、岩手などに広げて石川町と同様の契約を地元農家との間で交わす。また、昨夏は猛暑が農産物の生産価格に大きな影響を及ぼしたが、新会社の設立を機に最新の生産技術を駆使する。「天候リスクをできるだけ回避して、一定価格に近づけていけるような態勢を構築していく」と意気込む。以下、プレスリリースを掲載しておく。
 

1.農業法人設立の目的
当社は、昨年6月より高品質のホウレンソウ生産事業を開始しており、福島県石川町においてハウス20棟を有し、地元農業生産法人への生産委託による通年生産を行っています。ホウレンソウ生産等、当社グループ内の農産事業を農業法人に集約・効率化し、今後の農産事業拡大の基盤とすべく、この度株式会社日洋とともに農業法人を設立することを決定しました。
 
2.農業法人の概要(予定)
(1)商号 株式会社フレボファーム
(2)本社所在地 東京都新宿区市谷本村町1番1号
(3)代表者 平田啓一
(4)事業内容 農産物の生産・加工・流通および販売
(5)資本金 50百万円
(6)設立年月日 2011年3月1日
(7)出資構成 株式会社日洋 60%
わらべや日洋株式会社 30%
有限会社御光福園芸 5%
株式会社栗原商店 5%
 
3.業績および業績見通しに与える影響
本件にともなう今期および来期の当社連結業績への影響は軽微です。

 
 

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植物工場・農業ビジネス編集部

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