横手精工・工場内の空きスペースを活用。植物工場によるアイスプラントの生産へ

 秋田県横手市の電子部品製造会社である横手精工では、2010年4月から、完全人工光型植物工場によるアイスプラントの栽培を開始した。植物工場には、同社の工場施設の空きスペースを活用した。

横手精工・工場内の空きスペースを活用。植物工場によるアイスプラントの生産へ
栽培ルームは工場の2階にある約1,000m2のスペースを利用。工場内にハウス施設による8区画を準備し、当初は6区画を利用して栽培する。

1区画内には、4段の栽培棚を設置。施設全体で約23,000株のアイスプラントを定植することができる。

リーフレタス(約35-40日)と異なり、アイスプラントの場合は播種から収穫までに約60~70日は必要となり、1穴から150gのアイスプラントにまで成長させることができる、という。

60gのアイスプラント商品にて、1日500パックの出荷を計画している。栽培用の光源や設備プラント、技術ノウハウ等は日本アドバンストアグリから提供を受けている。

植物工場プラントには、東芝ファイナンスを利用し、栽培施設や関連資材のリース契約を通じて建設。最終的には、2億2,000万円の投資をかけて全体を整備する計画。投資額のうち50%はリース支援事業による補助を受けている。