沖縄の大宜味村が整備している企業支援賃貸工場に、都市計画などを手掛ける総合建設コンサルタント業の株式会社オオバが進出し、完全人工光型植物工場を稼働させる。
入居する賃貸工場は床面積1,300m2、1日当たりの生産規模は最大2,400株(リーフレタス換算)となり、5月末ごろに完成予定としている。7月ごろに工場として稼働し、野菜は県内のスーパー、コンビニなどへ出荷される見通し。
同社はパートや派遣などを含めて最大20人を雇用する計画である。
同社では、水で薄めた泡盛の酒かすを土地に散布するなどした、赤土流出防止方法の開発を県内で進めてきた。この土壌改良技術を植物工場に応用し、閉鎖型にて土を利用した栽培も行う、という。
工場にはミネラルを豊富に含んだ大宜味村の湧き水が引き込まれ、安価で利用できる。賃貸工場にはこれまでに、環境配慮型超軽量のペットボトルの形成やミネラルウオーターを製造する「ルーオーシャンズ」と、スプラウト商品の生産を手掛ける村上農園と沖縄物産企業連合の2社による共同新設法人「沖縄村上農園」の入居が決定している。
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