ウェルフェアおきなわ、障がい者雇用・農福連携型「アクアポニクス」の実験農場を開設

沖縄を拠点に障がい者や高齢者、子どもたちへ総合的な支援を行う、一般社団法人ウェルフェアおきなわは、沖縄県今帰仁村に、魚の育成と野菜の水耕栽培を融合した「アクアポニックス」の実験農場を開設する。完成予定は2020年12月となっている。

ウェルフェアおきなわ、障がい者雇用・農福連携型「アクアポニクス」の実験農場を開設
■「アクアポニックス」導入背景
ウェルフェアおきなわは働くことを通して障がい者同士の交流につなげることはもちろん、一人一人の状態や障がい特性に応じて、お困りごとの解決と将来の自立・社会参加を目指し支援しています。

マニュアル化しやすく、障がい者や高齢者も参加しやすい農業である「アクアポニックス」を導入し、ITを活用した農福連携(農業×福祉)で新たな仕事を生み出し就労支援ができるという確信を持ち導入に至りました。


アクアポニックス(さかな畑)の導入
「アクアポニックス」とは水耕栽培と養殖を掛け合わせた、次世代の循環型農業です。魚の排泄物を微生物が分解し、植物がそれを栄養として吸収、浄化された水が再び魚の水槽へと戻る、生産性と環境配慮の両立ができる生産システムです。野菜と魚を一緒に育てるもっとも地球にやさしい農業です。


■導入メリット
さまざまな導入効果
生産物の販売以外にも多様なメリットを創出できます。

高い生産性
肥料効率が良くなり、有機栽培のため単価も上がります。

野菜に加えて魚も収益源となります。
環境にやさしい
土耕栽培と比較して、80%以上の節水。無農薬・無化学肥料・無除草剤です。


■今帰仁村農場​
ウェルフェアおきなわは株式会社アクポニと業務提携しております。アクアポニックスを事業として始めたい障がい者支援法人の方のお問い合わせを受け付けております。


▽ウェルフェアおきなわのアクアポニックス事業の今後の展開
アクアポニックスで野菜とお魚を育てる
   ↓
グループホーム利用者で育て、自給自足を行う
   ↓
障がい者就労支援として経営しているレストランへ野菜やお魚を提供