米国オハイオ州にて国内最大規模の植物工場施設を建設。長期計画にて1億ドル以上の投資額へ

 米国オハイオ州のウォパコネタ市にある工業センター内にて、大規模なハイテク・太陽光利用型植物工場の建設が5月11日からスタートする。運営企業はゴールデン・フレッシュ・ファームズ社となっており、先日、ウォパコネタ市の議会から建設と協力支援の許可を得た。

栽培品目は葉野菜・果菜類となっており、野菜の定植は今年の年末・初出荷は来年になる予定である。

建設する植物工場は、徐々に増設する計画であり7~10年の長期プランとなっている。今回、建設がスタートするフェーズ1では、約8ヘクタールの農地にガラス温室ハウスを建設する。

フェーズ1の施設が完成すると、52名の現地雇用を予定している。フェーズ4の増設プランでは、40ヘクタールの施設を建設し、合計で400名規模の大型雇用を計画している。なお、フェーズ1~4合計の投資額は1億ドルを予定している。

議会では、最終目標として80ヘクタールまで増設が可能な計画となっている。80ヘクタールまで拡大した場合、総投資額は2億5000万ドルにまで達すると予測しており、米国内では最大規模の太陽光利用型植物工場エリアとなる。