米国オハイオ州のウォパコネタ市にある工業センター内にて、大規模なハイテク・太陽光利用型植物工場の建設が5月11日からスタートする。運営企業はゴールデン・フレッシュ・ファームズ社となっており、先日、ウォパコネタ市の議会から建設と協力支援の許可を得た。
栽培品目は葉野菜・果菜類となっており、野菜の定植は今年の年末・初出荷は来年になる予定である。
建設する植物工場は、徐々に増設する計画であり7~10年の長期プランとなっている。今回、建設がスタートするフェーズ1では、約8ヘクタールの農地にガラス温室ハウスを建設する。
フェーズ1の施設が完成すると、52名の現地雇用を予定している。フェーズ4の増設プランでは、40ヘクタールの施設を建設し、合計で400名規模の大型雇用を計画している。なお、フェーズ1~4合計の投資額は1億ドルを予定している。
議会では、最終目標として80ヘクタールまで増設が可能な計画となっている。80ヘクタールまで拡大した場合、総投資額は2億5000万ドルにまで達すると予測しており、米国内では最大規模の太陽光利用型植物工場エリアとなる。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現