JTBグループの株式会社JTB関東は、東京農業大学生物産業学部と「食農+観光」による地域活性化と市場創造を目的とする包括連携協定を締結した。同社では、シンガポールや香港の食の見本市の出展による海外販路拡大や食と観光を絡めた観光PR等を実施しています。
東京農業大学(生物産業学部)はエコツーリズム・グリーンツーリズムを研究・実施し、6次産業の研究と実践に力を入れています。双方が連携することでより食農と観光を結びつける施策を実施していきます。
都市部のレストランと地域企業とのマッチングなど、地域だけでなく都市との連携による新たなビジネスモデルを構築します。また、『都市(外食)で食べる→地域(観光)に行き食べる→買って(家)食べる』のサイクルを推進することで、地域活性化と市場創造を実施し、新たな事業を展開していきます。
■JTBグループが推進する食農観光連携プロジェクト■
JTBグループは地球を舞台にあらゆる交流を創造する「交流文化事業」を事業ドメインとしています。この交流文化事業を実現させるためにDMC(※)を目指し、地域の行政や住民、民間企業など多様な方々と連携し、眠っている地域資源の魅力を再発見し、磨きをかけ情報を発信することにより日本全国、世界各国からの交流を促し地域活性化を図るという継続的な取り組みを推進しています。
こうした観光を基軸とした地域活性化の取り組みの知見を活かし、旅に親和性の高い食農分野における農観光分野の人財育成<リーダーづくり>、(2)商品、コンテンツ開発コーディネート<ものづくり>、(3)チャネル開発、場づくり<販路づくり>の3つの領域を多様な方々との連携により循環させ、地域の魅力ある食や文化を国内外に伝えることにより、そこに訪れる人流を創出し交流人口の拡大と豊かな地域づくりに貢献していくことを目的とした取り組みです。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現