プランティオ、野菜を育てる人と野菜が欲しい人をつなぐプラットフォーム『grow SHARE』をリリース

プランティオ株式会社は、野菜を育てる人と野菜が欲しい人をつなぐプラットフォーム『grow SHARE(グロウシェア)』をリリースした。

『grow SHARE』は、自宅の庭やベランダで野菜を育てる人、街中にあるコミュニティファーム、屋上農園などを地図上に登録し、野菜が欲しい人とつながることができるWebサイトです。


『grow SHARE』の特徴
1、誰でも参加できる
野菜を育てる人、野菜が欲しい人なら、誰でも参加が可能です。

2、栽培している方の顔が見える
野菜を育てる人と野菜が欲しい人が直接つながることで、栽培している方の顔を見ることができ、食の安心につながります。また、野菜の育つ過程に触れることは、子供たちへの食育にもなります。

3、コミュニティの輪が広がる
野菜のやりとりを通じたコミュニケーションによって、近隣に住む人同士、異なる野菜を育てる人同士のコミュニティが生まれます。

4、物流の効率化
近隣で野菜を育てる人を探し、やりとりをすることによって、物流に係るエネルギーの削減に貢献します。

5、フードロスを防ぐ
収穫した野菜が自分たちだけでは消費しきれない、という問題を抱えているコミュニティファームや屋上農園も多くあります。野菜が欲しい人とつながることでフードロスを防ぐことができます。


開発の背景
プランティオは、「みんなで楽しく野菜を育てる世界へ」というビジョンのもとに、人と農のコミュニティ&プラットフォーム『grow(グロウ)[*1]』を立ち上げました。

『grow』が目指すのは、野菜をたのしく育てるカルチャーを広めること。イギリスの『キャピタルグロース』に代表されるように、海外ではコミュニティファームや家庭菜園を行う人口が増えています。

もちろん日本でも、庭やベランダで野菜を育てる人口は増えてきています。プランティオはそれを、コミュニティファームの運営やタネ配布プロジェクトを通じて感じています。
“今は点在しているその人たちをつなげて、コミュニティの輪を広げたい”―そのような想いからこのたび、野菜を育てる人と野菜が欲しい人、そして、野菜を育てる人同士をつなぐプラットフォーム『grow SHARE』を開設しました。


昨今、世界規模で食料不安が大きな問題になっています。そんな中、フランスでは市民が野菜を育てることを国を挙げてサポートする取り組みが始まっています。自分で野菜を育てることは今、世界的に注目され、地球や人類のために必要とされていることなのです。


『grow SHARE』概要
サービスURL:https://growshare.jp/
プランティオ、野菜を育てる人と野菜が欲しい人をつなぐプラットフォーム『grow SHARE』をリリース
収穫した野菜をシェアしてもよい、コミュニティファームなどで豊作により余剰が出ているという場合、Webサイトへの簡単な登録で、マップ上に“収穫できる野菜があること”を示すピン(vege SPOT/ベジスポット)を立てることができます

プランティオ、野菜を育てる人と野菜が欲しい人をつなぐプラットフォーム『grow SHARE』をリリース
マップとピンの詳細は、Webサイトにアクセスするだけで閲覧が可能です。ピン(vege SPOT)をクリックすると、その場所で育てられている野菜の種類や現在の苗や土の状態、想定される収穫時期が確認できます。

野菜の収穫時期が近づいてきたら、ページ右上のQRコードを読み取り、アプリ[*2]を起動、ユーザー登録とログインをすれば、野菜を育てる人と欲しい人が直接やりとりをすることができます。


[*1]人と農のコミュニティ&プラットフォーム『grow』について
『grow』は、誰でもどこでもアグリカルチャーを楽しむためのサービス群です。都心のオフィスビルや商業施設の屋上でのシェア型コミュニティファームの運営、野菜の育成状況などをAIで管理をするIoTプランターやアプリなど、野菜を楽しく育てるためのさまざまなコンテンツやアプリケーションで構成されます。

また、『grow』ではシェア型コミュニティファームで収穫した野菜のタネを配布し、野菜を育てる輪を増やすプロジェクトなども実施しています。


<『grow』シリーズ>
・grow SHARE 野菜を育てる人と野菜を欲しい人をつなぐWebサイト
・grow FIELD 都市の遊休空間を活用したシェア型のIoTコミュニティファーム
・grow JOURNAL ”共給共足”の世界を目指す「食」と「農」のWebマガジン
・grow GO [*2]下記
・grow CONNECT IoTを使ったオフグリッド栽培を可能にするハードウェア
・grow HOME IoTとAIを搭載したセンサーとプランター一体型の家庭用栽培デバイス(2020年夏~秋にリリース予定)


[*2]スマートフォンアプリ『grow GO』について
grow GOは、みんなで楽しく野菜を育てる世界を実現するためのプラットフォーム『grow』の専用アプリです。PLANTIOが運営するシェア型都市農園『grow FIELD』で開催されるイベントやワークショップなど情報や、気になる野菜の育成状況やトリビアなどの情報をお届けします。

・iOS:https://apps.apple.com/jp/app/plantio/id1444728746
・Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.plantio.app.go


プランティオでは2.3億円の資金調達を実施
プランティオは、2020年3月末に既存株主である株式会社ジェネシア・ベンチャーズ、及び、キャナルベンチャーズ株式会社らに加え融資調達を合わせ追加で2.3億円の資金調達を実施いたしました。

調達をした資金は『grow SHARE』のサービス展開をはじめ、『grow』コンテンツ拡充、IoTとAIを活用したシェア型都市農園の運営、IoTプランター『grow HOME』などの事業開発などに利用する予定です。