宇部エクシモ株式会社は、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)資材「ダンポール」のカラーラインナップに、新たに『赤色タイプ』を追加、販売を開始した。
「ダンポール」は、独自の連続引抜成形技術で製造された細径のFRPポールで、補強繊維の外側を特殊樹脂で被覆しているため、表面が滑らかで安全性が高い。
また、重量も鉄の5分の1程度と軽量で、設置や運搬時の作業性に優れ、かつ丈夫で耐久性にも優れていることから、主に農業分野でトンネル栽培用の支柱や園芸用の支柱として幅広く使用されている。
新たに販売された赤色タイプは、視認性が高いのが特徴で、北海道地区の農地の消毒・除草剤散布時の目印用ポールに採用されている。
耕作面積の広い農地での消毒・除草剤散布は、広範囲を効率的に散布できるブーム型の噴霧装置を装着したトラクター等の農業機械を用いるのが一般的である。
散布用のブームの長さは、数メートルから長いものでは数十メートルにも及ぶため、散布範囲やルートの目印になる視認性の高いポールを必要としていた。
従来の「ダンポール」のカラーラインナップは青、緑、黒の3色のみであったが、今回、新しく追加された赤色は、緑色を基調とした農地での視認性が大幅に向上、耐久性の高さや軽量で作業性が良い点も評価され、採用が拡大している。
また、地籍調査など測量時の目印用としても採用されており、今後はこの赤色タイプを幅広い用途に提案、採用拡大を目指していく。
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