ヤクルト・ダノンが共同でインド科学財団を設立。2008年から開始したインド市場へのヤクルトレディによる宅配・店頭販売を加速させる計画

株式会社ヤクルト本社ダノンでは、両社が設立した「グローバルプロバイオティクス委員会」の活動の一環として、インドにおけるプロバイオティクス研究の進展と科学的知見の交流、プロバイオティクスの理念を幅広く普及させることを目的に、『インド科学財団』を設立した。
 
 
同委員会は、世界中においてプロバイオティクスの認知・理解を協同で促進することを目的として、2004年に設立されたもの。委員会は、両社から選任された合計6名(各社3名)の委員によって、年2回、それぞれ日本とフランスで開催されている、という。
 
 
そもそも、インドにおける「ヤクルト」の本格販売は、インドヤクルト・ダノン株式会社が、2008年にデリーで開始。現在、デリー周辺とムンバイでは、ヤクルトレディによる宅配とスーパー等の店頭で、バンガロールでは、店頭販売のみで事業展開を行っている

※ 販売実績は2010年度で約30,000本/日(前年比150%増)、2011年10月度で約60,000本/日
 

 
こうした活動の一環として、ヤクルト本社とダノンは、プロバイオティクスの普及を目的に、2007年から毎年スポンサーとしてインドでプロバイオティクスシンポジウムを開催しており、今後は新たに設立した『インド科学財団』が主催しシンポジウムを開催する。以下、財団の概要を記載しておく。

1.財団の概要
(1)財団名称
 Yakult India Microbiota and Probiotic Science Foundation(ヤクルト インド マイクロビオタ プロバイオティック 科学財団)

(2)設立年月日
 2011年11月9日

(3)設立メンバー
 N.K.ガングリー博士/JIPGMER(※1)所長、ICMR(※2)前長官
 G.B.ナイール博士/健康科学技術研究所所長、NICED(※3)前所長
 S.K.バタチャリア博士/ICMR前副長官、WHO(※4)上級コンサルタント
 B.S.ラマクリシュナ博士/クリスチャン医学大学校 教授
 A.K.スリバスターバ博士/国立酪農農業研究所 所長
 S.ゴパラン博士/PSRI(※5)病院、上級医師
 B.セシケレン博士/国立栄養研究所 所長
 P.アブラハム博士/ヒンジュジャヤ病院、上級医師
 N.ハジェラ博士/YDI(※6)サイエンスマネージャー

※1:JIPGMER(ジャワハルラール医学教育研究大学院研究所、
※2:ICMR(インド医学研究評議会)
※3:NICED(国立コレラおよび腸管感染症研究所)
※4:WHO(世界保健機関)
※5:PSRI(Pushpawati Singhania Research Institute)
※6:YDI(インドヤクルト・ダノン株式会社)

(4)主な活動目的
 〔1〕プロバイオティクスの普及と科学的知見の交流のためのシンポジウムの開催
 〔2〕シンポジウムのプログラム策定と実施のための理事会/運営審議会の開催
 〔3〕シンポジウムの記録集の出版と販売
 〔4〕シンポジウムのウェブキャストの実施

2.本年のシンポジウムの開催予定
(1)期間:2011年12月10日〜11日
(2)会場:リーラ・ケンピンスキーホテル、ムンバイ
(3)テーマ:プロバイオティクスの公衆衛生に与える影響
(4)参加者:インド国内の内科医、小児科医、微生物学者等約150名

3.活動資金
 ヤクルト本社とダノンが賛助会社として活動資金を折半して提供する。

 

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植物工場・農業ビジネス編集部

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