インドの綿農家のオーガニック栽培への移行支援/農家への経済的負担の軽減・環境保全にも貢献(伊藤忠・クルック)

伊藤忠商事は、インドの綿農家のオーガニック栽培(有機栽培)への移行を支援する事業「プレオーガニックコットンプログラムが、「2011年度グッドデザイン賞」で特別賞の「サステナブルデザイン賞(経済産業大臣賞)」を受賞した。ビジネスを通して持続可能な社会実現に貢献するプログラム、と評価された。
 

<販売商品の一部:クルックと伊勢丹が厳選、今治タオルとして名高い愛媛県今治市の生産者を選定>

 
プレオーガニックコットンプログラムは、オーガニック栽培に移行する3年の期間中、栽培支援費を加えて購入するとともに、有機農法の指導やオーガニック認証の取得サポートを行う内容(オーガニックコットンとして出荷するには、農薬の使用をやめてから3年が経過した畑で栽培する必要がある)。オーガニックコットンに認定される前に無農薬で育てた綿をプレオーガニックコットンと呼び、認定までの3年は収穫量が減り、農家の収入が減少する。そのため、農家の経済的な負担を軽減する支援が必要となる。
 
 
プログラムは、オーガニック関連事業のクルックと共同で展開。オーガニックに移行する農家の経済的な負担を軽減して生産地を広げるとともに、農薬や化学肥料が原因の環境・健康被害の解消を目指し、2007年に始めた。2011年11月の時点で延べ2500の農家を支援した。約40のブランドが、このプログラムを導入している。今後、伊藤忠は受賞を機にプレオーガニックコットンプログラムの拡大を進め、企業や消費者に一層の理解を求めていく、という。
 
 

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植物工場・農業ビジネス編集部

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