青色波長を厳密に制御、植物工場にてサニーレタスの収量増と機能性付加に成功

 財団法人電力中央研究所では、植物工場向けに、青色LEDの光波長を調整することでサニーレタスの収量増につながる栽培技術「光質育苗」を開発した。白色の蛍光灯より収量が約2割増加した、という。今後は、トマトやキュウリなど他の果菜類でも研究を進めていく。

研究では、波長が470nm付近の青色を照射し、45日後の生育状況を調査。青色LEDによるサニーレタスの収量は37.4gとなり、白色蛍光灯の30.9gより約2割増加した。その他、660nmの赤波長でも同様の実験を行ったが、白色蛍光灯と重量は変わらなかった。

 植物工場では一般的に、成長には赤波長が重要とされており、青色の光源を含む蛍光灯を使ったリーフレタスの実験では、収量が減少する研究報告もある。

しかし、青色蛍光灯の波長領域は400~500nmと範囲が広い。収量減をもたらす波長の光が含まれていた可能性もある。

また、青波長は機能性付加にも関与しており、今回の実験でも青色LEDによって、サニーレタス内のポリフェノール類・カロテノイドが増加する結果を得ている。