徳島県の農業・工業分野に強みを持つ2校が連携して、人工光によるレタスの水耕栽培をスタート/徳島科学技術高校・城西高校

県立徳島科学技術高校城西高校の生徒が共同で、屋内で光を照射して野菜の生育を促す「植物工場」の実験に挑戦している。工業と農業、それぞれの得意分野を生かし、科学技術の生徒がLED(発光ダイオード)照明を、城西が種や養液をそれぞれ担当してレタスを実験栽培している
 
 
各県立高校は近年、企業の協力も得て学習や地域貢献活動を進めている。徳島科学技術高校は日亜化学工業から提供を受けたLEDで大型電光掲示板などを製作。城西高校も大塚化学などの技術指導で、土の代わりに養液で植物を育てる水耕栽培を学んだ
 
 
今年の7月に計画が持ち上がり、夏休み中から各校でLEDの照明ユニットや養液の準備に着手。科学技術は情報科学部の1年生3人が、城西は農業科学科の2年生約10人が担当し、9月には試験的に蛍光灯の光でレタスの栽培を始め、約1カ月で育った試作品を10月下旬に開かれた県高校生産業教育展で披露した
 
 
実験では、ウレタンにレタスの種を植え込み、養液の入ったコンテナに浮かべた発泡スチロールに差し込む。ミツバ、ネギも栽培し、今後、本格的にLED光を当てる。光の照度や養液の濃度など、それぞれの視点で成長との関係を分析する。今後は「効率性を上げるため、照らす時間や適した照明の色などで生徒と工夫を重ねていきたい」と話している<参考:毎日新聞より>
 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. 人工光を利用し、連続光への耐性遺伝子でトマトの収量2割増
     野生種トマトに存在する遺伝子を導入し、栽培種トマトの苗を自然光と人工光の下で1日24時間生育させる…
  2. 露地野菜の価格高騰により植物工場野菜の価格が逆転
     国内では最近の長雨・猛暑により、レタス等の葉物野菜の価格が2~4割も高騰している。今年は4月から5…
  3. 阪神野菜栽培所の植物工場、新たにケールのベビーリーフ商品を販売
     阪神電気鉄道株式会社では、鉄道高架下(尼崎センタープール前駅)の「阪神野菜栽培所」の植物工場にて、…
  4. NTTファシリティーズ、青森県内初の医療法人・介護系事業所に植物工場を導入
     株式会社NTTファシリティーズは、医療法人蛍慈会・石木医院において青森県で初の医療・介護系事業所へ…
  5. イベント報告、フェアリーエンジェル植物工場の試食見学会
     コンテナ型植物工場のカタール企業への納入というプラスのニュース(関連記事:三菱化学など、太陽光パネ…
  6. 国際宇宙ステーション内の植物工場にてレタスを初めて試食
     国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士が、機内の植物工場…
  7. ノルウェーにおける野菜価格と周年生産・地産地消を実現する植物工場ビジネスの可能性
    三菱化学と現地レストランが植物工場による実証生産を開始  弊社では、冬の気候が厳しく野菜の周年生産…
  8. 日清紡による植物工場イチゴ「あぽろべりー」の出荷開始
     完全人工光型植物工場にてイチゴを生産する日清紡ホールディングスが、量産栽培に成功し、近日中の出荷を…
  9. ハイテク自動化が加速するシンガポール農業。植物工場など多段式の新技術にも注目
    国内における葉野菜の生産量11トン以上、自給率13%を占める  シンガポールでも農業のハイテク化が…
  10. 太陽光型植物工場でも周年栽培へ 新たな四季成り品種を開発
     美味しい一季成りイチゴの周年栽培を目指し、多くの企業が完全人工光型植物工場によるイチゴの生産事業に…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. タキイ種苗、トマト黄化葉巻病耐病性の大玉トマト「桃太郎ピース」を発売
     タキイ種苗株式会社は、2014年の新品種として食味と秀品性にすぐれ、夏場のハウス栽培にて急速に発生…
  2. 日本の農産物加工・伝統食品など物販可能な展示会がオーストラリア・シドニーにて開催
     2017年6月23日~6月25日までの3日間、オーストラリアのシドニーにて「グッドフード&ワインシ…
  3. 村上農園、機能性表示の新制度を背景に機能性野菜スプラウトが販売好調
     太陽光利用型植物工場や施設園芸を中心としたスプラウト生産大手の株式会社村上農園が生産販売する2つの…
  4. トヨタ、自動車事業で培った生産管理手法を農業に応用。IT管理ツール「豊作計画」を開発
     トヨタ自動車は、米生産農業法人向けの農業IT管理ツール「豊作計画」を開発し、愛知県と石川県の米生産…
ページ上部へ戻る