地元農家を組織化・高効率の栽培方法の指導で統一ブランドによる大量・安定出荷/山形県にて農業法人の新設<住友化学>

住友化学は農業法人を新設し、山形県中山町でトマト、イチゴの生産に乗り出す。地元卸や青果市場と連携するとともに、周辺の約50農家を組織化し、高効率の栽培方法の指導で統一ブランドによる大量・安定出荷を目指す住友化学は農薬の国内最大手で、化学肥料や種苗、土壌を覆うフィルムなども手がけており、取引先の農家を組織化して農業事業の拡大を目指す。
 

<写真:住化ファーム長野HPより>

 
新設する農業法人「住化ファーム山形」は資本金6300万円で、住友化学が8割、残りを農作物卸の山形日紅(山形市)と丸勘山形青果市場(同)が出資する。面積30アールのビニールハウスでトマトを年間30トン、イチゴを5トン生産する計画
 
 
住化の農業資材を活用し、地元の気候や土壌に適した栽培方法を確立。この栽培方法を山形日紅が取引する周辺農家に導入し、品質の同じトマト・イチゴを地域で生産できるようにする。集荷と販売は丸勘山形青果市場が担当し、地域としての出荷量も農業法人の数十倍にする
 
 
住化が手がける農業法人は4社目。長野県に1haのイチゴ栽培施設、大分県には1haのトマト栽培施設を稼働させている。2社とも栽培技術のための試験的な取り組みで、愛媛県の会社は日本経済団体連合会が主導する財界プロジェクト。今後は山形のような生産に軸足を置いた案件を年間2〜3社のペースで立ち上げる計画だ。<参考:日本経済新聞など>