森林伐採が加速するアルメニア、コーカサス地方に自生する希少植物・レアプラントの育成・保護に努めるアルメニア・ツリー・プロジェクト

アルメニア・ツリー・プロジェクトでは、森林伐採が加速している黒海とカスピ海に囲まれたコーカサスの地域において、20年近くも植林活動を行っている。特に同組織が力を入れているのが、この土地に自生する固有の希少植物・レアプラントの保護・育成である。保護対象の植物は多岐にわたり、果樹や低木など、この土地に3000年以上も自生している植物たちである。
 
 
アルメニアの絶滅野生生物に関する調査データ(レッドデータブック2010)によると、現在、アルメニアには約3600種類もの植物があると推計されているが、その中で、昔からこの土地に自生している固有種は123種類であり、自生種の数はここ数十年で大きく減少した。その多くは森林伐採や水管理(灌漑システム)不足といった解決可能な問題が理由となっている
 

 
こうした自生種の危機に対して、アルメニア・ツリー・プロジェクトでは、周辺地域の生態系への影響を考慮に入れながら、希少品種・レアプラント植物の苗繁殖と植林を行い、自生種のバラやメープルの木など、絶滅の危機にある植物たちの保護・育成に努めている。
 
最近では、リンゴやモモなど様々な果樹植物についても、地域住民が参加するコミュニティを通じて、植林活動を行い、その地域の農業や食料供給にも貢献している。同組織の活動については、HPをご覧下さい。