ラーメン店に明治大学農学部グループがLED植物工場を設置。万能ネギなどをLED光源や蛍光灯にて比較実験も実施<ラーメン店「駿士」>

明治大学農学部の学生と卒業生のグループがラーメン店に小型のLED植物工場を設置した。今回のプロジェクトに取り組んでいるのは、研究成果を地域活性化に生かす活動を進めているグループ「明治ベンチャープランニング」の8人。メンバーが通い慣れているラーメン店「駿士」(三田1丁目)の店内に「LED光源植物工場」を設置した。
 
 
「植物は種類によって成長を促進させる光が異なる。LEDなら光の種類を細かく選べ、効率的に育てることができる」と話す。グループには、同大大学院の修了生で今春からLEDを利用した植物工場を専門に手掛ける会社に勤めているメンバーもいる。
 
 
店内に設置した植物工場には小松菜の苗と万能ネギの種を植えた。使用したLEDは成長を促す特殊な赤色と青色の光。比較できるように蛍光灯も用意した。通常、万能ネギなら収穫まで1ヵ月ほどかかるが、この装置なら2、3週間で収穫できるという。
 
 
今回の装置にかかった費用は約5万円。LEDは1ソケットあたり5千円ほどするが、店内にある発泡スチロールや熱帯魚の飼育に使用する市販のポンプを利用し、コストを抑えた。省電力のLEDなら維持費も抑えることができるという。「通常の植物工場なら多額な投資が必要だが、このシステムなら普通の飲食店でも導入しやすい」と話す。
 
 
「放射能の問題が言われる中、店内で育てた安全で安心な食材を提供できる」と店主の志賀さん。収穫量は足りないが、「将来的には植物工場を拡大していきたい」という。同グループ代表の出川さんは「こうした活動で、地域に特色を持たせたい。今後は生田を中心に飲食店だけではなく、様々な場所に広げていきたい」と話す。<参考:タウンニュースより>