小菊の栽培に取り組む岩手日建工業、彼岸需要に向け収穫。今年度は250万円を見込み、視野拡大も視野に入れながら5年後の黒字化を目指す

建設業・岩手日建工業は、今年から新たに農業分野に参入し小菊栽培に取り組んでいる。県の2011年度「やるなら農業いわて企業参入支援事業」を活用し、初年度は北上市相去町地内の圃場(ほじょう)50アールで栽培し、現在は秋彼岸向けの収穫作業が本格化している。同社では規模拡大なども視野に入れ、5年間での黒字化を目指す
 

<同社WEBサイトより>

 
同社の常務取締役によると、近年の公共事業削減などの影響で売り上げや利益率も厳しくなる中で、従業員の活用と雇用確保につなげる観点から農業参入を検討。植えた年に収穫できるなどのメリットもあり、同地域で推奨されている小菊に着目し、同社役員所有の転作地を造成して栽培を開始した。

企業の農業参入や雇用創出などを支援する県の今年度「やるなら農業いわて企業参入支援事業」を活用。担当として正社員4人(うち2人は新規採用)を配置したほか、パート8人を採用。農協などの指導を受けながら盆時期・彼岸需要を見込み、8〜9月時期収穫の18品種を栽培。盆時期には初の出荷にもこぎ着けた。同社によると「初めての取り組みでノウハウがまだできておらず、ランクの高い規格があまり取れなかったり、選花や出荷作業が追い付かなくなる部分もあった」と語っている。
 
 
9月からは彼岸需要に向けた収穫が始まっており、12日も社員が花の状況などを確認しながら、収穫時期を迎えた小菊を丁寧に摘み取っていた。今年度の売上額は250万円を見込んでいるほか、12年度は栽培面積を新たに1ヘクタール拡大し、目標売上額は1000万円を目指す。将来的には小菊以外の花卉(かき)類の栽培も検討していく。<参考:岩手日日新聞より>