通信工事のピープルが温泉熱を利用したマンゴー栽培/釧路臨港埠頭運輸の水耕栽培など、釧路市では様々な業種からの農業参入あり

北海道・釧路市内に拠点を置く通信工事のピープルは9月1日、弟子屈町に農業生産法人「ピープル・ファーム」を設立、マンゴーなどの果物栽培に乗り出す。資本金は500万円。村田社長が70%、ピープルが24%、さらに3人が2%ずつ出資する。約3万3000平方メートルの農場予定地は牧場跡地で、セ氏80度の温泉の泉源があり、ビニールハウス内の温度管理に温泉熱を生かす
 
 
9月中にまずハウス5棟を着工、マンゴーの苗が届く11月までに完成させる。来年4月からさらに18棟を建設。イチジクやメロンなども栽培する。投資額は約3億円を見込み、3年後には7000万〜8000万円の売り上げを目指す
 
 
また、別企業では釧路臨港埠頭運輸が6月末から、市内のビニールハウスでコマツナなど葉物野菜の水耕栽培を始めた。現在は試験段階だが、8月末までにさらにハウス2棟を完成させる。来年度には計6棟まで増やし、シロナ、ホウレンソウ、水菜も栽培する計画。投資額は数千万円で、すでに市内の市場に「霧活菜」のブランド名で出荷している。
 
 
同社は太平洋興発のグループ企業で、2002年の太平洋炭鉱閉山後、市内に多く残る遊休地の活用がグループの課題の一つになっている。今回の農場の約6400平方メートルの敷地は太平洋興発から借り受けた。社員の退職後の新たな雇用の受け皿にする狙いもある。この他にも、燃料・建材卸などを手掛ける三ッ輪商会は養豚事業への参入準備を進めており、今後も北海道・釧路市では様々な業種からの農業参入が予想される。<参考:日本経済新聞より>
 
 

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植物工場・農業ビジネス編集部

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