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アクアポニクス(養殖),
大学/研究機関 on 08 2nd, 2011 |
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岡山理科大・工学部の山本俊政准教授(52)が開発した淡水にナトリウムやカリウムなどを加えた「好適環境水」を使って、キャンパス内でのトラフグの養殖に成功し、7月28日に、市中央卸売市場に初出荷した。海水以外で養殖したフグが出荷されるのは国内初という。
好適環境水は、海水魚に必要なカリウムなどの電解質を水道水に加えたもので、淡水魚と一緒に生活できる。塩分調整が不要なため、魚はエネルギーを成長に振り向けることができ、生育が早いのが特徴。普通の養殖でトラフグを1キロサイズにするには2年ほどかかるが、今回は1年2カ月しかかからなかった、という。さらに、もともと病原菌がいないため、抗生物質など薬品が不要なうえ、水道水なので海水を運ぶ必要がなく、低コストで養殖できるのもメリットの一つ。

<写真:asahi.comより>
今回は昨年4月、熊本県産天然トラフグの卵約2万6千粒を好適環境水中に投入し、孵化した2万匹のうち、
約1000匹を35トン水槽に移し、約850匹が1キロ程度(体調35〜37cm)まで育った。天候や水温の変化、病気の影響を受けないため、通常の養殖より約10か月早く育成出来たといい、「
おかやま理大フグ」のブランド名を付け、販売することにした。
市場では試食会もあり、「通常の養殖フグより甘みがあり、身もしっかりしている」と評価も上々。初競りには52匹が出され、
養殖フグの価格(1キロ2300円程度)を大幅に上回る、冬の天然フグ並の1キロ4000円の高値が付いた。9月には残る800匹を出荷予定。ヒラメやクエ、シマアジも養殖中で、山本准教授は「山村で海の魚を低コストで養殖する夢に近づいた」と話した。岡山高島屋では2匹を仕入れ、てっさ(刺し身)にして販売。同市中区海吉、無職真水導男さん(79)は「フグを夏にも食べられるのはうれしい驚き。すごい技術ですね」と早速買い求めていた。<参考:読売新聞など>