※ 追記(2009.12/30日):スタンレー電気(株)と大成建設(株)による植物工場の共同開発について
大成建設では、野菜工場の建設工事を請け負うだけでなく、野菜の栽培管理や販路開拓も含めて新規参入のノウハウをパッケージにして提供している(総合プロデュース)。さらなる事業拡大のため、薄型LED照明を用いた完全密閉型植物工場をスタンレー電気と共同開発した。以下、プレスリリースを記載。尚、以前の記事は最下部に掲載しておく。
省電力・省スペース・低価格の栽培ユニットを開発・販売(2009年12月8日)
大成建設(株)(社長・山内隆司)は、植物工場運営や栽培装置の研究・開発を検討する企業や団体へのコンサルティング業務を更に強化・促進するために、スタンレー電気(株)と共同開発した薄型LED照明を用いた完全密閉型の栽培ユニットを発売します。
近年注目を集めている植物工場は、屋内栽培のため病害虫の被害が少なく、無農薬であること、一年を通じて安定的な生産が可能であることから、作物としての付加価値を高める手段として評価されていますが、それだけに留まらず、企業の遊休地や施設の効率的活用や、最近では栽培装置の開発や販売を新たな事業として、製造業を中心に関心を集めています。しかし現行では試行や研究に適した栽培装置がなく、事業化への判断を鈍らせる要因となっています。
そこで大成建設は、植物工場に関する事業への本格参入を検討している企業・団体向けに、サンプル野菜の試作用として小型栽培ユニットを予約限定注文にて発売いたします。開発にあたっては、スタンレー電気との共同研究の結果、LEDを用いた薄型面光源を採用し、従来比1.5倍の容積効率を実現するとともに、省電力にも効果を上げています。スタンレー電気の自動車用ランプや液晶用バックライト技術で培った配光技術や薄型化技術によりLED光源としては薄型で防湿性の高い製品となっております。
今後、大成建設は、現在多分野に渡る様々な形態の取引を協議中の顧客や、植物工場運営だけでなく周辺市場への参入を検討している企業・団体に、この栽培ユニットを供給していくことはもちろん、従来より進めている植物工場コンサルティング事業におけるツールとしても活用し、植物工場市場でのさらなる優位性を図っていく所存です。(大成建設プレスリリースより抜粋)
建設業では、大成建設(株)が既に植物工場の企画から設計、施工からメンテナンスまでの一貫した事業に取り組んでいる。こうした植物工場に関する運営や野菜の栽培ノウハウは、(株)グランパなどのアグリベンチャーへ資本参加することで獲得しようと試みているようだ。
大成建設(株)によると、大手の自動車や電機関連メーカーの余剰設備転用の相談が多数あり、今後はさらに力を入れていく計画であるとのこと。同社が既に建設している北海道の神内ファーム21のプラントファクトリーには、野菜を運搬するロボットなども実験的に導入されている。この北海道にある施設では、パイナップルやドラゴンフルーツなど南方地域の果物も温室栽培しております。
大成建設(株)が資本参加している、(株)グランパでも、太陽光を利用した植物工場(ハイテク農業)で水耕栽培した野菜を販売しており、販路はその他の企業と同じような百貨店、スーパーが主である。多くの新規参入企業が販売先に苦しむ中、どうやって他社と異なる販路(例:外食業界)を確立するのかも、ひとつの課題であるだろう。
