北海道バイオイノベーション戦略が公表/生薬・漢方薬製造の拠点形成と関連産業誘致・密閉型植物工場による植物バイオ研究と実用化促進など

北海道経済産業局では、バイオテクノロジーを中核として産業振興を目指す「北海道バイオイノベーション戦略」を発表した。同産業の売上高を2020年度末に10年度末比約3倍の1500億円にし、従業員数は同34%増の2000人に増やすことを目標に掲げている。キーワードは「バイオで拓く新たな食・健康」。
 
 
先導的プロジェクトとして「生薬・漢方薬製造の拠点形成と関連産業誘致」「密閉型植物工場による植物バイオ研究と実用化促進」など3つを挙げた。特に生薬・漢方薬では「生薬栽培・研究拠点形成にかかわる産学官による研究会の設置」「育種栽培などにかかわる新技術導入などの研究開発の促進」「関連産業誘致を促進する支援措置の検討」などをアクションプランとして盛り込んでいる。
 
 
医療医薬分野での重点取り組みは「バイオ医薬品原料となる抗体などの供給・生産拠点の形成」「薬剤開発などのための基盤整備」「創薬などバイオベンチャーの発展支援」を掲げている。20年度末の個別目標としては海外展開企業数を80社、国内外大手企業へのライセンス供与件数を10件以上、研究所・事業所などの進出企業数を10社以上とした。
 
 
6月10日には北海道銀行主催「アグリビジネスフォーラム」が開催される。メインテーマは植物工場であり、各企業の担当者や海外事例ではオランダ王国大使館担当者が講演。その他、展示ブースも設けている国内では大規模な植物工場イベントである。その他、産業技術総合研究所の北海道センターでは、植物工場にて「インターフェロン含有イチゴ」や「ジャガイモの水耕栽培など、先進的な研究を進めており、今後の研究開発にも大きな期待が集まっている。<参考:日本産業新聞より>