植物工場に関する各大学の研究施設が次々とオープン/各作物の安定的な量産技術・省エネ・品質向上に取り組む<三重大・東京農工大>

先日も大阪府立大学の国内最大規模の研究施設/サブウェイ「野菜ラボ大阪府立大学店」オープンに関するニュースを掲載したが、ここ最近、全国にある植物工場研究拠点として補助金を受けた大学内施設が次々にオープンしている。以下では、三重大学(太陽光利用型・植物工場)東京農工大学(太陽光利用型・ブルーベリー栽培など)のプレスリリースを掲載しておく。(国内外の大学・研究機関の情報については、こちらにもリスト化しております)
 

県植物工場コンソーシアム:農業技術の向上・普及へ、産学官連携で実証研究

農産物の生産技術の向上に取り組むため、三重県などは5月24日、産・学・官の連携で最新技術の実証などを進める共同研究組織「県植物工場コンソーシアム」を設立し、松阪市嬉野川北町の県農業大学で開始式を開いた。同コンソーシアムは今後、最先端の技術を農業関係者などに公開するなどして技術の普及・拡大を図っていく。
 
県農業研究所によると、研究組織には学会から三重大と東海大、産業界から民間15社、県、独立行政法人農研機構の19団体が参加した。今年3月に完成した同研究所内の太陽光利用型の植物工場を利用し、最新技術の研究に取り組んでいく。
 
同工場では現在、県内で生産額が最も多いトマトと2位のイチゴを栽培している。工場では、省コスト・省エネルギーで高品質の農産物を生産するため、温度や湿度、二酸化炭素濃度などの栽培環境を自動で調整し、スマートフォンなどのモバイル機器を使用すれば、外部からでも調整が可能だという。また、肥料を再利用することで利用効率を従来の約50〜70%程度から約90%まで高める設備などを導入した。さらに、コストの削減を目指す設備として、トマトやイチゴの色づきを自動で判断・収穫する装置もある。<参考:毎日新聞より>

 

東京農工大学「先進植物工場研究施設」が完成

本学、府中キャンパス内に先進植物工場研究施設が完成し、5月23日(月曜日)、松永是学長が視察しました。本施設は、平成21年度経済産業省補助事業「先進的植物工場施設整備費補助金」に採択され、消費需要がありながら供給不足がちのブルーベリーについて、収益性の期待できる植物工場モデルを実現するため

・ ライフサイクルの倍速化等による収量増大
・ 周年化により価格が高騰するオフシーズン時の供給
・ 高品質果実(大果・高糖度・高抗酸化作用)の安定供給とコスト削減
・ 生産性を維持しつつ樹体の繰り返し利用をおこなう樹体健康管理
・ 省力自動生産等による果実生産のマニュアル化
 
などの研究開発を行い、太陽光・人工光併用型の先進的な「果樹工場のモデル」実験研究施設として、敷地面積約950平方メートル、地上1階、地下1階の2階建てが整備されたものです。研究開発成果は、ブルーベリーと同様にポット栽培できる低樹高の果樹全般への展開が可能であり、国内で栽培可能な低樹高果樹について、工場栽培による周年栽培の可能性が開けます。本施設の完成式典は、平成23年6月17日(金曜日)に挙行します。<参考:大学WEBサイトより>

 

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植物工場・農業ビジネス編集部

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