工場新設をキッカケに、新規事業では空調設備技術を生かした植物工場システムの研究開発に集中(リフリック)

オリオン機械(長野県須坂市)のグループ会社で空調設備製造のリフリック(栃木県)は、主力の産業用冷凍冷蔵機器の新工場を栃木県栃木市に着工した(年明けの本格稼働を目指す)。オリオン機械が建設費5億円を投じ、リフリックが工場ごと長期賃借する形をとる。現在のリフリック本社工場は今後、空調機器技術を応用した「植物工場」設備など新事業の研究開発や、首都圏・東北向けの物流拠点として活用する
 
 
新工場は東北自動車道栃木インターチェンジ近くの皆川城内産業団地に建設する。約1万2400平方メートルの敷地に延べ床面積約5400平方メートルの建屋を今月上旬に着工、10月の完成を目指す。北関東自動車道の全線開通などで利便性が増す北関東で製造・物流機能を高め、事業エリアを広げる。
 
 
リフリックはワイヤハーネス(組み電線)などの部品製造から順次撤退しており、冷凍冷蔵機器の完成品や独自製品に経営資源を集中する。新工場では部品の多くを内製化するほか、環境試験室も拡充して品質の向上につなげる。新工場へ主力ラインを移した後の本社工場は、空調機器技術を応用した「植物工場」設備など新事業の研究開発や、首都圏・東北向けの物流拠点として活用する予定である。拠点再編を機に、10年12月期で約13億円の売上高を2〜3年で20億円に増やす計画。
 
 
同社では、植物工場用の空調装置開発を茨城大学や産業総合研究所などと行いながら、閉鎖型植物工場用空調ユニット・育苗ボックス等の製品化を行っている。照明は大型液晶テレビに利用されるバックライトを改良したHEFL(ハイブリッド電極蛍光管)を利用した植物工場システムを開発・販売している日本アドバンストアグリと連携している。(参考記事:2011年4月13日, 日本経済新聞より)
 
 

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