長崎県内11団体・産学官連携により、飲食店や家庭への小型植物工場装置のレンタル・宅配事業へ

長崎県内の11の企業団体や個人が連携することで、飲食店や家庭への移動式・小型植物工場装置のレンタル・宅配事業へ乗り出す。装置には省エネ効果が高いLED照明を組み込み、農作物を照らす光の色や照度を成長に合わせて管理。「植物工場」を小型化し、「持ち運び可能」という付加価値を与えて飲食店や家庭向けに売り出す、という。
 
 
参加企業は、電気制御システムの宮本電機(佐世保市)、環境アセスメントの西部環境調査(同)、佐世保市産業支援センター(同)、D−FLAG(長崎市)、長崎米穀(同)、長崎総合科学大客員教授 など11企業団体や個人。各自の専門分野を生かし、装置を設計、検証、販売する。連携組織は佐世保と長崎の頭文字から「佐っ長同盟」(宮本憲会長)とした。
 

 
装置ではコマツナやレタス、ネギ、ニラ、ハーブ、イチゴ、キノコなどの栽培を検討。飲食店ではケーキなどのショーケースへ陳列、家庭では台所や居間の家具の上に置くことを想定したサイズで設計する。諫早市の農家から仕入れた苗を装置に入れ、長崎市のながさき出島インキュベータ「D−FLAG」で栽培、収穫期に市内のレストランに届け、調理するという実証実験に、2011年度中に取り組む予定。
 
 
D−FLAGのチーフ・インキュベーションマネジャーの高橋栄功さんは「小さな飲食店や家庭でも、野菜や果物を最新技術で栽培し、味わえる仕組みを構築したい」と話している。店舗併設型・植物工場の多くは、種や苗の状態から葉野菜を栽培し、作物の成長過程を展示することが多いが、今回のケースでは常に収穫前の野菜を陳列することができ、店舗側も幅広い用途に利用できる可能性があるだろう。<参考記事:長崎新聞より>