北海道・豊浦町の特産品「豊浦イチゴ」のブランド強化・生産性向上に向けて、ハイテク育苗施設がオープン

北海道・豊浦町の特産品として知られるイチゴは「豊浦イチゴ」として、70年以上の歴史を誇る北海道一の伝統ブランド。適度な寒さと十分にそそがれる太陽な中で栽培されたイチゴは、大きさ・甘さともに高品質なものとして評価されており、2007年1月には商標登録を行い、ブランド強化に乗り出している
 
 
そして今回は、とうや湖農協が事業主体となって進める「豊浦いちごブランド体制強化事業」の一環で、町内大和の農業生産法人・八天ファームに2棟の育苗ハウスが整備され、関係者にお披露目された。導入した育苗施設は、1棟の幅が7.2メートル、全長53メートルであり、徹底した温湿度管理の下、育苗用トレイを階段状に並べた「ナイアガラ方式」を採用。生産農家への高品質な苗の安定供給と、早期定植による生産量向上が期待されている。
 
 
町の補助を受けながら、総事業費は約2千万円。従来の露地栽培に比べ、少ない面積で効率的な育苗が可能となり、2棟で年間4万2千株出荷できる。これにより、例年8月下旬〜9月上旬だった定植が半月程度早まり、翌年の収量増が見込まれるという。同社の渡辺常雄販売部長(62)は「健全な苗の安定供給を目指し『豊浦いちご』の発展に寄与したい」と気を引き締めていた。
 
 
豊浦町のいちご栽培は自家用としては大正末期から昭和初期より行われており、本格的な生産は昭和10年より開始。とうや湖農協では、北海道内・他産地の出現や本州産イチゴ入荷の増加により、競争相手が増えたことから、ブランド強化のために商標登録を行い、ライセンス事業として管理・販売を行っている。(参考:室蘭民報ニュースより)
 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー

過去のピックアップ記事

  1. カナダ・サンセレクト社、植物工場によるトマト・パプリカの生産施設拡大
    カナダに本社を置くパプリカ・トマトの生産・販売企業であるサンセレクト社では、今年の秋から太陽光利用型…
  2. ユーヴィックス、自動追尾型の太陽光集光システムを販売。閉鎖型植物工場への応用も期待
     ユーヴィックスは、太陽の光を自動追尾装置で取り込み、ミラーの組み合わせで陽のあたらない建物内の奥空…
  3. lettuce_nara8
     東京電力・福島第一原発の事故の影響で食の安全への関心が高まる中、完全人工光型植物工場にて4種類のレ…
  4. 三菱化学など、太陽光パネル・蓄電池を導入したコンテナ型植物工場がカタールへ
     完全人工光型植物工場を運営する(株)フェアリーエンジェルへの出資を行っているLED照明メーカーのシ…
  5. 植物工場による生産・販売事業からの撤退、今後はプラント開発に集中
     1992年に京都で創業したシーシーエス株式会社は、LEDを使用した照明装置の専業メーカーである。特…
  6. 横田ファーム_イメージ写真
     植物工場のような過剰な設備投資をかけず「半自動化」と栽培を行う上で重要なモニタリング制御のみを導入…
  7. 野菜の機能性に関する測定方法(機能性表示食品制度にも応用)
     機能性表示食品制度による商品の販売が6月16日より開始されました。当初は飲料や加工食品、サプリメン…
  8. 米国の水耕小売企業が垂直型植物工場にて巨大なバジル栽培に挑戦
     人工光植物工場による垂直栽培装置の製造・販売を行うスーパークローゼット・ハイドロポニクス社では、自…
  9. ハイテク自動化が加速するシンガポール農業。植物工場など多段式の新技術にも注目
    国内における葉野菜の生産量11トン以上、自給率13%を占める  シンガポールでも農業のハイテク化が…
  10. カナダ、ドーム型植物工場・イチゴの垂直式栽培の試験稼働へ
     カナダのメトロバンクーバーにて、ドーム型の温室ハウスを建設し、イチゴの多段式栽培をスタートさせた。…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. カゴメ、宮城県にて加工用トマトの大規模露地栽培へ
     太陽光利用型植物工場による生食用トマトの生産・販売を行う、カゴメ株式会社は、2012年以降、宮城県…
  2. 伊藤忠商事、廃棄物からバイオ航空燃料を製造する米Solena社へ出資
     伊藤忠商事は、都市ごみ等のバイオマスからバイオ航空燃料等の持続可能バイオ燃料を製造する技術を持つ、…
  3. 食品スーパーのバロー、ブナシメジ栽培の農業法人を子会社化・自社栽培比率を拡大
     食品スーパー大手のバローは年内に複数の農業法人を傘下に収め、農業分野に本格進出する。今秋、第三セク…
  4. 自然の木をイメージした垂直農場 植物工場や様々なクリーンテクノロジーを導入
    都市部における過剰な人口増加が引き起こす2つの問題は、限られた土地・空間の中での生産性向上をはかりな…
ページ上部へ戻る