米国の都市型ファーム、自然との調和を目指したパーマカルチャーをロサンゼルスで実践(Edendale Farm)

米国では近年、メディア・企業が都市型農業(アーバン・ファーム)を推進する報道やプロジェクトが増えてきた。より多くの人々が都会に住むことを選択し、密集した地域内では食料自給や環境問題など様々な問題が発生する。こうした都市部に集中する課題をテクノロジー(水耕・植物工場や屋上緑化、リサイクルなど)や循環型農業で解決に導こうとする取組みが行われている。
 
 
今回は、ロサンゼルス繁華街近くのシルバーレイク郊外にあるEdendale Farmをご紹介する。建築家であったオーナーのDavid Khan氏は、持続可能な農業、自然・人間との調和を目指したパーマカルチャーを学んだ後に小さな農場を開始した
 

 
Edendale Farmでは、季節の果物や野菜をパーマカルチャーの原理を利用して栽培しており、周辺の10から15の家族に提供している。栽培しているスペースは非常に小さいが、循環型農業や廃棄物ゼロを目指しており、コンポスト・トイレやソーラー発電のシャワー、すべてのものが自然と調和するように設計されている。その他、周辺住民が集まるコミュニティとしても機能しており、ファームではワークショップや子供たちの教育プログラムも実施されている。(関連動画
 
 
米国の場合、都市部から少し郊外に行けば、自然あふれる場所も多い。しかし、都会の高層ビルディングや日本のような狭い密集した都市部では、こうした循環型農業には注意も必要である。密集した住宅街では、家畜や糞尿の匂いや騒音といった周辺住民との衝突を招きかねないからである。せっかく周辺住民に対するサステナブルな食材供給や教育、コミュニティとしての機能を果たすつもりが、迷惑オジサンや危険人物として誤解されることもあるだろう。この辺は地域ニーズや現状に合わせて、様々なアプローチ方法を考える必要があるのかもしれない。