きゅぶふぁーむ、植物工場システムに縦型・垂直パネル方式を採用

きゅぶふぁーむ、植物工場システムに縦型・垂直パネル方式を採用株式会社きゅぶふぁーむは、兼業農家であった丸元 誠一氏が2000年に設立した企業であり、他社が平面多段式を採用する中で、縦型の垂直パネルで野菜を栽培する方式を開発した。

同社では、神戸大学農学部と共同研究を実施しながら、少ない面積で効率よく収穫できる栽培技術の開発を行っている。

研究テーマの一つが「超高密度・植物垂直・ミスト水耕プラント」であり、自社の生産施設では床面積約13平方メートル、高さ5mの中で、幅1.8m、高さ90cmの定植パネル8枚を2列に積み上げリーフレタスを栽培している。

植物栽培用の特殊な蛍光灯を光源にしており、栄養分を含ませた霧を吹きつける噴霧式を採用。研究に協力している神戸大農学部の金地 通生准教授によると、生産された野菜の成分・栄養価は、露地栽培とほとんど変わらないという。