断熱パネルメーカー向陽アドバンス、植物工場による野菜の生産・販売を開始

 断熱パネルメーカーの向陽アドバンス(宮城県石巻市)では、2010年11月から完全人工光型植物工場にて生産したレタス類について、仙台市内のレストランやスーパーへの出荷を開始した。

断熱パネルメーカー向陽アドバンス、植物工場による野菜の生産・販売を開始
同社のウェブサイトより
生産能力は年間30万株、リーフレタス換算だと1日830株となる。現在は1日約500~600株を仙台市内のスーパーやレストランなどに卸している。

栽培品目は、約90gのリーフレタス(ハンサムグリーン、ローズレタス)を主力としながら、バジルなどのハーブ野菜やパセリなども栽培。ブランド名は「やさしい菜」。

稼働した植物工場は、施設面積が約480m2、軽量鉄骨造りの施設に自社の断熱パネルを導入。初期投資は7,000万円ほどに抑えた。

光源は蛍光灯を採用。約330m2の栽培ルームに、6段4列の栽培棚を設置し、86ワットの白熱灯1,056本を導入した。