断熱パネルメーカー向陽アドバンスも、仙台市内に自社で生産した工場レタスを出荷開始(電気代でも優遇措置)

断熱パネルメーカーである(株)向陽アドバンス(宮城県石巻市)は11月から完全人工光型植物にて生産したレタス類を仙台市内のレストランやスーパーに出荷を開始した。目標生産株数は年間30万株。当面は年間300万円の利益を見込んでおり、現在は1日約500?600株を仙台市内のスーパーやレストランなどに卸している
 
 
同社は養液栽培装置メーカーと連携して昨年11月、小規模施設で試験を始め、ノウハウを蓄積した。今秋、約480平方メートルの本格的施設を完成させ、栽培室330平方メートルに6段4列の栽培棚を設置(86ワットの白熱灯1056本を導入)
 
 
軽量鉄骨造りの施設には自社の断熱パネルも使い、大手企業の約半分の7000万円ほどで済んだ試算では、整備費をすべて借入金で対処しても、夫婦2人とパート1人で運営すれば、総人件費、借入金の返済を差し引いても、年間300万円弱の黒字が見込めるという。さらに、宮城県石巻市は電源立地地域の優遇措置を受けられる地域であり、同社社長の沢口氏によると「年間600万円ほどかかる電気料金を25?75%削減でき、地域的にもメリットは大きい」と話している。
 
 
グループの中核企業である(株)向陽でも、代表取締役会長が自ら農業生産法人「鈴木ファーム」を立ち上げ、高齢者や障害者が働ける施設を建設する計画であり、今回の植物工場野菜も同農業生産法人が販売や営業面でバックアップしていく予定である。