業務スーパー等のG-7子会社「めぐみの郷」:レストラン店舗併設型の植物工場にて葉物5種を生産

地域で採れた野菜などを農家が直接持ち込み、自ら値段を決めて販売する「農産物直売所」について、兵庫県内では1999年から農業協同組合を中心に運営され、現在までに45ヶ所にまで拡大している。しかし、2009年には低価格店「業務スーパー」などをフランチャイズ展開するGー7ホールディングスが参入。10年末までに県内などで計13店舗に急拡大させている。<補足:2011年3月11現在、「めぐみの郷」は兵庫、大阪、千葉などに15店舗展開。2012年3月までに40店舗、売上高50億円を目指している。計約3千軒の地元生産者と契約し農産物の販売を行っている> 
 
 
2010年秋に開業した直売所「めぐみの郷(さと)ひよどり台店」では、店頭の野菜を使ったバイキングレストランを併設。店内には水菜、レタスなどを水耕栽培する野菜工場も設けた(店舗併設型の植物工場)。10年末に大阪府泉佐野市に開いた直売所(400平方メートル)では、低価格スーパー(600平方メートル)を隣接させることで品ぞろえを強化し、広域からの集客を狙っている、という。
 
 
今年も全国的に農産物直売所の数は増加するものの、その伸び率は小さくなっており、市場的にも飽和状態に近い、との見方もある。さらに民間企業の参入により、運営モデルにも多様化が進んでいくことが予想される。<参考:2011年1月24日・神戸新聞より>
 
 
=====以下、過去の関連記事を掲載=====

「業務スーパー」などをフランチャイズ展開するG7ホールディングスの子会社、めぐみの郷は10月7日に野菜工場を併設したレストランを新設する。当初はレタス、ホウレンソウなど5種類の葉物野菜を農産物直売所と同市北区のレストラン「めぐみ」で取り扱う計画。
 
 
葉物野菜は24時間蛍光灯で照らされたガラス張りの工場で水耕栽培される。1日70から80束程度を生産する。野菜の種類は季節や消費者の需要によって変え、農産物直売所で販売する野菜とほぼ同じ価格で売り出す

レストランでは、その日に工場で収穫した葉物野菜に加えて兵庫県産の野菜を使い、煮物や酢の物などをビュッフェ方式で提供する。G7ホールディングスの木下守会長は「将来は安心・安全な野菜を安定した価格で供給したい」と、さらに大規模な野菜工場を建設したい考えだ。

<参考:2010/9/23、日本経済新聞より>

業務スーパー等のG-7子会社「めぐみの郷」:レストラン店舗併設型の植物工場にて葉物5種を生産
 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー

過去のピックアップ記事

  1. イノベタスの世界トップ規模のフルLED植物工場の完成披露へ
     株式会社イノベタスは7月10日、2015年3月に完成した「富士ファーム」の完成披露式典を行った。イ…
  2. ローム、イチゴ植物工場の事業者を2月末まで募集。新規参入向けに栽培ノウハウ提供
     ロームは、自社にて開発したイチゴ栽培を目的とした完全人工光型植物工場の事業化を目指す事業者の募集を…
  3. クロレラ培養・加工の八重山殖産が海外輸出拡大、中東市場への参入へ
     微細藻類のクロレラ培養・加工の八重山殖産(沖縄県石垣市)はクロレラの海外輸出を拡大する。このほどイ…
  4. スプレッドがアフリカ地域への植物工場システム導入の可能性を検討
     完全人工光型植物工場を運営するスプレッドは、京都府亀岡市に国内最大規模の植物工場を稼働させているが…
  5. シンガポールでの都市型農業ブーム。自然公園エリアの貸農園も予約待ちへ
     シンガポールの自然公園エリア「ホート・パーク」内に去年の7月より運営を開始している貸農園(レンタル…
  6. みらい、フルLED光源を採用した量産型植物工場が宮城県内に完成
     植物工場装置と野菜販売の株式会社みらいは、みやぎ復興パーク(宮城県多賀城市)内に経済産業省の補助事…
  7. 野菜の機能性に関する測定方法(機能性表示食品制度にも応用)
     機能性表示食品制度による商品の販売が6月16日より開始されました。当初は飲料や加工食品、サプリメン…
  8. 米ウォルマートが、ジェット・ドット・コムを33億ドルで買収へ。急速に拡大しているEC事業に対応
     世界最大の小売企業であるウォルマート・ストアーズは8月8日、会員制ECマーケット・プレイス「Jet…
  9. 北海道最大級のファームノートサミット2016 ~生産と消費をつなぐ次世代農業~
     先月末11月30日、北海道帯広市の北海道ホテルにて、北海道最大級の農業カンファレンスであるファーム…
  10. 米国におけるクロマグロの完全養殖 植物工場による環境制御技術の応用可能性も
     野菜の周年栽培を実現する植物工場だが、その環境制御技術は魚の養殖分野にも応用できる可能性がある。米…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. イギリスにおける施設園芸の技術開発機関、LED光源・多段式を採用した植物工場が稼働
     イギリスのストックブリッジ・テクノロジー・センターでは、民間企業と連携しながら、LED光源による補…
  2. 台湾「国際果実・野菜見本市」展示会、植物工場プラントメーカーからアクアポニックまで幅広く出展
     前回の紹介記事の通り、台湾のマイ・エグジビション株式会社は、2016年11月10日~11月12日ま…
  3. ミラノ万博「食と農業の未来」~植物工場・水耕栽培/都市型農業など~
     弊社では2015年5月より5ヶ月間、イタリア北部はミラノで開催されているミラノ万博へ訪問取材を実施…
  4. フットボール49ersスタジアムにて屋上菜園を実践。都市型農業を通じて環境保全・地域貢献へ
     フットボール・チームのサンフランシスコ・フォーティナイナーズの本拠地「リーバイス・スタジアム」では…
ページ上部へ戻る