水耕・植物工場関連の企業が撤退・倒産する一方で規模拡大・WEBサイトをリニューアルする企業が急増(参入企業のまとめ)

この所、水耕栽培施設や植物工場関連の企業が撤退や倒産する一方で、新たに規模拡大のために人材募集やWEBサイトをリニューアルする企業も多く、国内のビジネス環境も急激に変化しつつあります。参考までに最近、WEBサイトをリニューアルした企業などを以下にご紹介しておく。
 
 
有限会社東京ドリーム
1996年から植物工場分野に参入した老舗企業(工場開設は翌年の1997年)。キューピーの技術を利用しており、高圧ナトリウムランプによる三角型の栽培システムを採用。生産緑地に保有していた農地1haのうち150坪を農地転用して、日産1000株規模の植物工場を稼働させている。

植物工場によるフリルアイスやレタス類だけでなく、ドライトマトやレタスを豆腐に加えた商品なども多数、販売している。商品は同工場施設に併設して即売所を設けている他、周辺のJA各店舗でも販売している。

水耕・植物工場関連の企業が撤退・倒産する一方で規模拡大・WEBサイトをリニューアルする企業が急増(参入企業のまとめ)
 
 
藤田エンジニアリング株式会社
同社はクリーンルーム等の施工実績・ノウハウを生かして、宇都宮大学の「サステーナブル・ビレッジ」(2010年2月竣工)の一環として、小型・植物工場を建設。研究開発や栽培ノウハウ蓄積のために、宇都宮大学の齋藤高弘教授(研究室WEBサイト)の指導のもと、蛍光灯タイプとLEDタイプの2種類の植物工場を設置しながら、各色での効果や蛍光灯との比較実験などを行っている。

水耕・植物工場関連の企業が撤退・倒産する一方で規模拡大・WEBサイトをリニューアルする企業が急増(参入企業のまとめ)
 
 
株式会社みらくるグリーン
同社では、ルッコラ、スイスチャード、レタス種、フリルマスタード、グリーンマスタード、サラダ水菜、しろ菜など、 約8種類ほどの幼葉(ベビーリーフ)をミックスした商品を中心に販売しており、サラダほうれん草、スイスチャード、スティック春菊、葉ダイコン、リーフラディッシュ、レッドオンなど、市場に出回らない珍しいハーブを栽培している。

ベビーリーフはカルシウムやビタミン、βカロテンなどが豊富に含まれており、希少・高付加価値の高い無農薬野菜(ハーブ類)を生産することで、飲食店関係者からの注目度も高く、関西の飲食店・レストランを中心に、最近では関東や首都圏にも販路を拡大しつつある。
 
 
同社は2006年に設立し、今まで100平方メートル程の栽培面積にて、年間8トンほどの小規模生産を行ってきたが、2010年3月には和泉市に第2工場を増設し、規模拡大に乗り出している。その他、お洒落な家庭用栽培装置「アイティプランター」をアイティプランツ社と共同開発を行っている。

水耕・植物工場関連の企業が撤退・倒産する一方で規模拡大・WEBサイトをリニューアルする企業が急増(参入企業のまとめ)
水耕・植物工場関連の企業が撤退・倒産する一方で規模拡大・WEBサイトをリニューアルする企業が急増(参入企業のまとめ)

アイティプランツ社と共同開発を行っている家庭用栽培装置「アイティプランター」

 
 

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