多段式・水耕栽培(太陽光利用型植物工場)システム普及にむけてグローバルに展開するValcent Products社について(栽培風景写真)

太陽光利用型の植物工場システム(多段式・水耕栽培)をグローバルに販売するValcent Products 社の栽培システム写真が新たにアップロードされているのでご紹介する(掲載許可済)。同社の栽培システムや経営戦略は、次回の調査レポートでご報告しようと思うが、簡単にValcent Products 社について説明しておく。
 
 
カナダのバンクーバーや米国にオフィスを持ち、EUにも子会社を設立している同社では、太陽光を利用した多段式の水耕栽培システムを開発・販売している。有名な所では、UAE・アブダビのマスダールシティへのプロジェクトにも参加している。マスダール・シティとは、全てのエネルギーが太陽光や風力などの電力で維持され、CO2排出がゼロの100%再生エネルギーシステムを導入した未来都市のようなもの。詳細はWEBサイト(英語)を参照。
 
 
同社が開発・販売する栽培システム「VertiCrop」は、従来の露地栽培より20倍の生産性を持ち、一般的に必要とされる水の5%ほどの量で十分に栽培できるものである。その他の特徴は、一般的な多段式・水耕栽培と同様であり
「場所を選ばず、土壌のない都会の狭いスペースでも栽培可能」
「無農薬栽培」「初期導入コストは高いが、環境負荷が軽減され、投資に見合ったリターンが得られる(この点は販売側の主張であり、システム購入側は失敗するケースも多い)」といったもの。
 
 
ハウス内は高さ3?6mの中で、8段から16段ほどまでに積み上げられる。当然ながら葉野菜やハーブ、海藻(バイオ燃料用)といったものしか栽培できない。例えば250?のハウス内で、年間に50万株以上のレタスが栽培可能だという。同社も同様だが、欧米企業で頻繁に見受けられることは

1.農薬や除草剤は不要で、水資源も大幅に節約できる環境にも優しい循環型システム
2.都市型農業として普及させれば、その地域内で食料自給することで輸送コストやCO2排出も削減でき、無農薬野菜を新鮮なままで食べることができる

といったような、新しいコンセプトの都市型農業としてアピールしている企業が多い。以下、栽培している写真を掲載しておく(写真は同社のWEBサイトにてアップロードされている)
 
多段式・水耕栽培(太陽光利用型植物工場)システム普及にむけてグローバルに展開するValcent Products社について(栽培風景写真)
多段式・水耕栽培(太陽光利用型植物工場)システム普及にむけてグローバルに展開するValcent Products社について(栽培風景写真)
多段式・水耕栽培(太陽光利用型植物工場)システム普及にむけてグローバルに展開するValcent Products社について(栽培風景写真)