英国トマト市場の12%を供給する植物工場が来年に稼働予定

 英国のノーフォーク、サフォークの2カ所にて、トマトを栽培する大型の太陽光利用型植物工場が建設される。2020年秋ごろの完成を予定しており、2カ所がフル稼働すれば英国にて必要とされるトマトの約12%を生産できる植物工場になる、という。

2カ所合計での植物工場面積は29ヘクタール。総事業費は約165億円(1.2億£)と巨大プロジェクトである。

環境にも配慮された施設となっており、2カ所のうち1つは、アングリア水道局の水処理施設による排熱を利用することでCO2削減にもつなげる。また、水道を利用した水冷式の冷却システムも導入予定となっている。

英国トマト市場の12%を供給する植物工場が来年に稼働予定

英国トマト市場の12%を供給する植物工場が来年に稼働予定
今回の施設とは異なるが、同じ地域サフォークにて今年、稼働した「5.7ヘクタール」の植物工場。資材・栽培技術はオランダものが採用されており、今回の施設も同じような形になることが予想される。
※ 写真:オランダの植物工場メーカー大手「ファン・デル・フーフェン社」より