三菱ケミカルHD、Hmcomm・宮崎大と豚の音声検知システムの開発で共同研究を開始

 株式会社三菱ケミカルホールディングスは、Hmcomm株式会社、宮崎大学と共同で、豚の音声を収集し健康状態や母豚の発情兆候や哺乳回数を検知するシステムの開発を目指す。

三菱ケミカルHD、Hmcomm・宮崎大と豚の音声検知システムの開発で共同研究を開始
Hmcommは国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)発のベンチャー企業として、産総研独自の音声処理技術を用いた要素技術の研究/開発、ソリューション/サービスの提供を行っております。

これまでにも異音検知プラットフォームを活用した豚の健康管理に関する実証試験を実施するなど、音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献することを目指しています。


このたび開始する共同研究では、宮崎大学住吉フィールド、及び、南さつま農業協同組合加世田農場にて飼育する母豚や肥育豚の音声を収集し、Hmcommのディープラーニングによる異音検知プラットフォーム「FAST-D」(Flexible Anomaly Sound Training and Detection)を活用し、AIに学習させることで、熟練者と同等以上のレベルで「豚の呼吸器系疾病の兆しの早期検知」、「発情兆候の検知」並びに「哺乳回数の測定」を行い、熟練差のノウハウの平準化を推進します。

またこの音声検知システムを構築することにより、より少人数での効率的な畜産業務の実施が期待されます。


【Hmcomm 株式会社について】
●会社名: Hmcomm 株式会社
●URL: http://www.hmcom.co.jp/
●設立日: 2012年7月24日
●所在地:
 ・本社 東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル2階
 ・熊本 AI ラボ 熊本県熊本市中央区水道町7-16 富士水道町ビル2階
●事業内容:
 産総研発のベンチャー企業として、産総研独自の音声処理技術を基盤とした要素技術の研究/開発、ソリューション/サービスの提供を行っております。
 音声処理プラットフォーム「The Voice」と異音検知プラットフォーム「FAST-D」を基盤とし、「音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」を理念としています。