パリに世界最大級の都市型・屋上ファームが来春にオープン。水耕栽培や植物工場などのテクノロジーも活用

 来年の春頃にパリの南西部にあるマレ地区にて、世界最大級の都市型・屋上ファームがオープンする。現在、建設中の施設面積は1.4haとなっており、欧州では最大となる。

こうした都市型の屋上ファームには、米国やカナダに巨大施設が多く、近年では、シンガポールや香港などでも同様のモデルが展開されている。

パリに世界最大級の都市型・屋上ファームが来春にオープン。水耕栽培や植物工場などのテクノロジーも活用
Valode & Pistre Architectes社より
今回の屋上ファームについて、デザイン設計は、現地パリにある建築会社「Valode & Pistre」、屋上ファームについては、パリを中心にサステナブルな都市型農業を展開している「agripolis」がプロジェクト・リーダーを務めている。


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屋上ファームの具体的な場所は、フランス最大の展示場である「Paris expo Porte de Versailles/パリ エクスポ ポルト ド ヴェルサイユ」にて、再開発中の6階建て・建物屋上に整備される。

なお、Paris expoの再開発では、様々なテーマのパビリオンの建設が計画されている。
詳細リンク: http://www.paris-expoportedeversailles.com/

パリに世界最大級の都市型・屋上ファームが来春にオープン。水耕栽培や植物工場などのテクノロジーも活用
Paris expoの再開発では、様々なテーマのパビリオンが計画されている。