「一風堂」力の源カンパニーが大分県にて農業参入<体験農業や研修施設を運営>/自社農場だけでなく契約農家を募り、農産物を購入することも検討

人気ラーメン店「博多一風堂」を展開する(株)力の源カンパニーの農業・複合施設事業について、追加情報を掲載しておく。同社は「現在、計画段階で、来年の稼働を目指している」としており、稼働すれば福岡を代表するラーメン店の観光施設および研修施設として話題になりそうだ。
 
 
同社が計画しているのは大分県竹田市久住町白丹7549の農地と周辺の土地を含めた約52ヘクタール。以前、くしふるの里という企業が運営していた野菜畑、レストラン、体験施設などを同社が2009年11月に購入。同社も同年10月に農業生産法人(株)くしふるの大地を設立し、本腰を入れて施設の建設に取り掛かっている。
 
 
同所の施設建設計画は、同社が現在、業務提携を結ぶ大分県久住町の和太鼓演奏集団「TAO」との縁から生まれたようだ。阿蘇くじゅう国立公園の美しい自然のなかにある「TAOの里」(約4万m2)の隣にこの地はある。自然と触れ合いながら調理技術を学べる研修施設や、体験農業など新しい価値を発信・提供できるような施設となる予定としている。一風堂とTAOで世界の人々が集うこれまでになかった新しいコミュニティを造りあげていく構想もあるという。
 

===以下、2010年7月27日の記事===

「一風堂」力の源カンパニーの農業参入/他業種より外食企業の成功が多い理由

ラーメン店「一風堂」を展開する力の源カンパニーは、今月から大分県竹田市でスイートコーンなどの農産物の生産を開始した。昨年10月に設立した農業生産法人:くしふるの大地が竹田市内の農場(約3ヘクタール)で栽培。2013年度に売上高1500万円を目指す。
 
 
生産するのはネギ、タマネギ、ジャガイモ、トマトなど。同社は自社農場だけでなく契約農家を募り、農産物を購入することも検討している。自社生産した農産物は展開するラーメン店などで食材として使用するほか、食材の共同仕入れを目的に和食レストランの梅の花などと共同運営する「CBS有限責任事業組合」を通じて、他社の外食チェーン店にも供給する。11年度中に農場の隣接地に観光・体験農園エリアを開設し、将来的には周辺地域にレストランや温泉・宿泊施設も設ける計画である。
 
 

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