ドゥ・ハウスによる消費者の購買調査。シニア層は「野菜丸ごと」を購入する傾向が強い・カット野菜は抵抗あり

 株式会社ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用し、20代以上の男女を対象に野菜や肉・調味料などの「購買行動」に関するWEBアンケートを実施した。


調査サマリ
●食品スーパーでキャベツ・白菜などを購入する際に、丸ごと1個購入することが多いと回答した人は、シニア女性が最も多く57.6%。カット野菜については、シニア女性は3.8%と最も少ない。

●肉を大容量(500g程度)で購入することが多いと回答した人は、子供と同居している女性が最も多く30.8%。

●購入したい調味料のサイズは、年代別に見ると差はほとんどない。しかし、世帯構成別で見ると、「なるべく大容量を購入したい」と考える人が最も多いのは、子どもと同居している女性(27.2%)で、4分の1を超える。

●スーパーで肉や野菜を購入する時に大容量を購入したい理由は、「お得だから、冷凍するから買い物が面倒だから」など。小分け・小容量で購入したい理由は「無駄にしたくない、新鮮な方がいい」など。


キャベツ・白菜などを丸ごと1個購入する人はシニア女性が最も多く57.6%
20代から80代の男女に、食品スーパー(サミットやいなげや等)で、キャベツ・白菜などを購入する時の量・形態について聞きました。

女性に着目してみると、キャベツ・白菜などを丸ごと1個購入する人は、シニア層が最も多く57.6%、中年層で46.9%、若年層で41.0%という結果になりました。


【図1】食品スーパーでのキャベツ・白菜の購入量・形態(単一回答・n=708)当該野菜を購入する人を対象
ドゥ・ハウスによる消費者の購買調査。シニア層は「野菜丸ごと」を購入する傾向が強い・カット野菜は抵抗あり
食べ盛りではないシニア層は少量を購入すると思われましたが、丸ごと1個購入する割合がどの年代よりも高くなっています。これは、長年の料理の経験から、使い切れるレシピを多く知っているからかもしれません。

またカット野菜は、シニア層3.8%、中年層6.3%、若年層11.0%となりシニア層の購入が最も少なくなっています。シニア層は、カット野菜に対する抵抗があるのかもしれません(図1)。


取得項目
・トマト、じゃがいも、人参、玉ねぎなどの購入サイズ(業態ごと:総合スーパー、食品スーパー、ミニスーパー、100円ショップ、その他スーパー)
・白菜・キャベツなどの購入サイズ(業態ごと:総合スーパー、食品スーパー、ミニスーパー、100円ショップ、その他スーパー)
・お肉の購入サイズ(業態ごと:総合スーパー、食品スーパー、ミニスーパー、100円ショップ その他スーパー)
・合わせ調味料・簡便調味料(クックドゥやうちのごはんなど)の購入サイズ
・肉や野菜の購入サイズに関する意識(大容量か、小分け・少量か)
・肉や野菜に関し、大容量を購入したい理由、小分け・少量を購入したい理由
・調味料(醤油・酢・みりん・酒など)の購入サイズに関する意識(大容量か、小分け・少量か)
・調味料に関し、大容量を購入したい理由、小分け・少量を購入したい理由