IKEAが店舗併設型の植物工場を開始。環境配慮モデル・食品廃棄物から液肥を製造

 家具メーカー大手のIKEAでは、今年に入ってから、スウェーデンのヘルシンボリ、マルメにある店舗に併設した形で、コンテナ型の植物工場を設置していたが、3月27日に生産した野菜の初収穫をむかえた。

IKEAが店舗併設型の植物工場を開始。環境配慮モデル・食品廃棄物から液肥を製造
Global Sustainability Innovation Manager, IKEA Group | Catarina Englund氏より
IKEAが店舗併設型の植物工場を開始。環境配慮モデル・食品廃棄物から液肥を製造
IKEAでは、都市住民をターゲットに、現代のライフスタイルに最適な『家庭菜園』を提案しており、2016年からは家庭向けの水耕キット開発なども進めてきた。


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IKEAでは、家庭用の植物工場キットを開発する『クリック&グロー社』への投資も行っている。同ベンチャー企業は2010年に紹介したが、今では大きな成長を遂げている。

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