MIRAI株式会社と千代田化工建設株式会社は、完全人工光型植物工場の分野において、日本国内外にて高まっている植物工場やさい・生産システムの需要増に応えるべく、業務提携契約を2019年2月に締結した。
大型の植物工場を運営するMIRAIは、日本国内で千葉(柏の葉工場)、宮城(多賀城工場)にて葉物野菜の「生産者」であり、生産物であるレタス類、ハーブ類を販売することで工場運営から販売まで一貫した取り組みによるノウハウを蓄積しています。
直近においては、ロシア・モスクワにおける大規模の植物工場システムに関するプレスリリースを発表し、他方、中国においては昨年から今年にかけて3件のシステム導入を完了しています。
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MIRAIでは、植物工場の運営、栽培技術面に強みを持ち、市場の需要として高まる生産物の多様性への研究開発分野に力を入れ始めている一方、寒い国や暑い国、水の少ない地域など各国・地域の土地に適したシステム・設備開発、海外におけるエンジニアリング分野においては一企業単独では難しかった。
そこで、これらの分野に実績と経験を持ち、まさに植物工場事業を新規事業領域として注力している千代田化工建設と組むことによって、お互いの特徴を活かし、国・地域ごとに異なる市場需要に応えるべく、協力関係を結ぶこととなりました。
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