パキスタン・農業研究協議会(Parc)は、イスラマバード周辺の都市住民向けに、庭や屋上スペースを活用した都市型の有機栽培プログラムを開始した。
パキスタン・農業研究協議会では、会員メンバーを募集し、公的機関のほか、大学生や軍人など300団体が本プログラムに参加している。
この都市型の有機栽培プログラムは、国として推進しているもので、農業研究協議会(Parc)が栽培方法をレクチャーするとともに、野菜の苗を無償で提供するもの。
栽培品目は主にトマトやナスなどの果菜類、リーフ系の葉野菜類など現地で食べられている野菜が中心。当然ながら完全無農薬となり、環境に優しい形となるが、誰でも簡単にできるようなテクノロジーや科学的な知識も導入していく。
協議会が保有する温室ハウスにて種から苗までを育て上げ、各メンバーへ無償提供される。一人あたり数株が提供され、一つの家族が消費するには十分な収量が見込まれる。
人口増・都市化していくイスラマバードなどでは今後、高品質な生鮮野菜を提供できるように、家庭菜園が可能なスペースの確保、講習会の実施などを行っていく、という。
投稿者プロフィール

最新の投稿
ビジネス・経営動向2019.02.16ソフトバンク・テクノロジー、各農業データ・サービス各社と連携
北米2019.02.15米国にて1日5,000株のタワー型・植物工場が稼働。使用電力を再生可能エネルギーへ切り替えも
太陽光型2019.02.15トレード「京都きのこ研究所」を移転拡充。栽培技術から商品開発までをワンストップで
テクノロジー2019.02.15宇都宮大と鳥取大など、干ばつに強く水を節約して育つコムギの開発に成功