北海道サラダパプリカ、植物工場によるパプリカの出荷スタート

 北海道にて、太陽光利用型植物工場によるパプリカの栽培を行う、株式会社北海道サラダパプリカでは、平成29年2月より釧路の気候と地域の資源を活かし、植物工場で生産されたパプリカの出荷がスタートした。

北海道サラダパプリカ、植物工場によるパプリカの出荷スタート

植物工場によるパプリカ栽培について

平成28年9月、釧路市大楽毛に(株)北海道サラダパプリカが植物工場を開設しました。近くには釧路運転免許試験場と北海道釧路鶴野支援学校があります。

工場の栽培面積は2.3ヘクタール。温度や湿度などの環境維持センサーや光が少ない時のため高圧ナトリウムランプなど最新技術を投入。

栽培には天敵昆虫や微生物を使い、化学農薬を極限まで減らしました。1年間で約600tのパプリカを生産しています。

※ 施設見学の受け入れは行っておりません。

北海道サラダパプリカ、植物工場によるパプリカの出荷スタート北海道サラダパプリカ、植物工場によるパプリカの出荷スタート

どうして釧路でパプリカの栽培
1.豊富な日照時間
 北海道の中でも釧路は豊富な日照時間を誇ります。

2.冷涼な気候
 パプリカの生育に適した気温は18℃~27℃。
 暑さに弱いため、他の地域では夏の時期に栽培が出来ません。
 世界的に評価の高いオランダと気象条件が似ている釧路は、夏も涼しく栽培に最適!
 冬も降雪量が少なく安定して操業ができます。

3.隣接する製紙工場のからの蒸気供給
 暖房は王子マテリア(株)釧路工場から蒸気の供給を受けています。
 蒸気の再利用で地球にもやさしいシステムです。

4.物流機能の充実
 港や空港、国道や高速道路などの物流機能が集積しているので出荷がスムーズです。


釧路産パプリカ食べてみたい!
釧路産のパプリカは1月~9月までの出荷となっており、釧路市内のほとんどのスーパーで取扱があるほか、全国でも販売されています。飲食店でも使用している店舗が増えています。
※ (株)北海道サラダパプリカでは直接販売は行っておりません(直売所はありません)。