オーガニック野菜デリバリーサービス「VEGERY」のベジオベジコ、宮崎県綾町との連携協定を発表

 九州産のオーガニック野菜を中心とした生鮮食品のデリバリーサービス「VEGERY」を運営している株式会社ベジオベジコと宮崎県東諸県郡綾町は、4月19日より、農業分野における連携協定を結び、農業の発展に向けた取り組みを開始する。

ベジオベジコは、直接契約農家でオーガニック野菜を仕入れ、配送までワンストップで行う生鮮食品のデリバリーサービス「VEGERY」を都内で展開、野菜の流通コストを1/3にカットすることで農家の収益率向上に取り組んでいます。

2018年1月には新農業法人「VEGERY FARM」を立ち上げ、高齢化による農業の担い手不足や、異常気象による収穫の不安定さなど、様々な農家の課題を解決する仕組み作りも進めています。

一方、宮崎県綾町では「自然と調和した“豊かで活力に満ちた教育文化都市”づくり」を基本理念としており、安心安全な有機農業を推進しています。

オーガニック野菜デリバリーサービス「VEGERY」のベジオベジコ、宮崎県綾町との連携協定を発表
今回の連携協定では、綾町の農業発展に貢献しながらべジオべジコの事業促進も図るべく、「VEGERY」アプリを通じた綾町のPRや、耕作放棄地などのリソースの活用、JAや地域とも協力した集荷ルートの一本化などを行っていきます。


【提携目的】
・宮崎県綾町の農業の発展
・宮崎県綾町の11haに及ぶ耕作放棄地の有効活用(2020年までに全体の30%にあたる3haを活用)
・オーガニック野菜の供給の安定化
・綾町野菜のブランド力向上


【提携内容】
<「VEGERY」アプリを通じた綾町のPR>

・「VEGERY」アプリ画面にて「綾町」のカテゴリおよび「綾町マーク」を作成、綾町で生産された野菜の特集ページを作成し、PRする
・「VEGERY」でのデリバリー時に綾町パンフレットや同地のふるさと納税の資料を配布し、エリアブランディングと誘客のサポートを実施
・綾町マルシェの開催


<余らせたリソースの活用>
・綾町における耕作放棄地の情報を「VEGERY FARM」へ提供
・綾町の農業振興課を通した新規就農希望者を「VEGERY FARM」へ紹介
・「VEGERY FARM」における栽培技術発展への支援


<地域野菜の集荷ルートの一本化>
・地域野菜の集出荷場「ベジステーション@綾町」の新設


【地域野菜の集出荷場「ベジステーション@綾町」とは】
綾町で生産される野菜の最大の魅力は“多種多様なオーガニック野菜”です。近年、消費者の“食への関心“の高まりと共に、オーガニック野菜への需要は増加傾向にあります。

オーガニック野菜デリバリーサービス「VEGERY」のベジオベジコ、宮崎県綾町との連携協定を発表
しかし、大量生産が難しく希少価値の高いオーガニック野菜は、現状農家から青果物を集約する場所がなく、飲食店や販売業者が農家を一軒一軒回り集荷する必要があります。

これには、集荷する飲食店や販売業者では人件費や時間といったコストがかかり、また集荷を待つ農家側では作業時間の大幅ロス=生産性の低下に繋がるという、販売者と生産者のどちらにとっても非常にコストがかかる流通システムでした。

オーガニック野菜デリバリーサービス「VEGERY」のベジオベジコ、宮崎県綾町との連携協定を発表
そこで今回の提携により、べジオべジコと綾町が新たに取り組むのが、地域野菜の集出荷場「べジステーション@綾町」の新設です。

地域のJAや組合とも協力し、各農家の野菜集荷所を「ベジステーション@綾町」に一元化することで、農家の新たな販路確保と各業者・飲食店の集荷にかかるコスト・労力を軽減を同時に実現します。