グッドイヤーによるタイヤ内部でのコケ培養。AIシステムによる最適化

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 スイスのジュネーブにて開催れている自動車展示会には、未来の乗り物に関する様々な技術が提案されている。最近のトレンドとしては、AIを採用した自動運転など、より安全性が高く、自分で発電できるサステナブルな都市型の移動手段(モビリティー)が求められているようだ。

こうした中で、タイヤメーカーのGoodyearグッドイヤーは、タイヤの内部にてコケを育てながら、CO2削減に貢献できる商品コンセプトを公開した。

提案されたコケ培養タイヤ(Oxygene)にもAIシステムが導入され、タイヤ内部の環境を最適化し、外部から水分を吸収し、回転させながらコケを培養する。

グッドイヤーによるタイヤ内部でのコケ培養。AIシステムによる最適化
コケ培養時には、光合成によってCO2を吸収するため、環境保全・空気の浄化にもつながる。さらに、光合成によって生産されるエネルギー源を活用して、AIシステムなどの電力源にすることも可能である、という。

最小限の発電エネルギーでも、ブレーキやカーブする際には、タイヤを光らせることで周囲に注意を示すこともできる。


タイヤは従来の空気で膨らませたものではないため、パンクの心配もなく、非常に軽量である。リサイクルされたタイヤのゴムをパウダー状にして、3Dプリンターで製造しているのだ。

こうした3Dプリンター技術の活用は、多くの競合するタイヤメーカーも実践しており、パンクの心配がない軽量タイヤだけでなく、AI技術を搭載し、路面の状況によってタイヤの状態を自動で変形・空気圧の調整などを行うインテリジェント・タイヤの開発も進められている。

その他、タイヤと路面の摩擦熱を利用した発電システムも検討されているようで、最近の研究開発では「タイヤのインテリジェント化(AI導入したスマート・タイヤ)」「(マイクロ)発電システム」といったテーマに集中しているようだ。


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