国内・米国の「植物性由来食PBF」実態調査。米国ミレニアル世代38.7%がベジタリアン・日本の10倍

 まめプラス推進委員会の代表幹事である不二製油グループ本社株式会社は、1950年代~1999年生まれの日本人男女と1980年代~1999年生まれの米国人男女の合計1,446名を対象に、Plant-Based Food(植物性由来食、PBF)の実態について「食への意識に関する調査」を実施した。

調査結果から、日本国内では健康志向の高まりを背景とし、肉類や乳製品以上にたん白源として「大豆」が求められていること、特に今後の市場を牽引すると考えられるミレニアル世代において「PBF」が定着しつつある実態が明らかになりました。

一方、米国ミレニアル世代は、多く存在するベジタリアンを背景に、周囲の家族や友人の影響を受け、安全性や環境への配慮から動物性食を減らしたいという意向が強く、より徹底した植物性食中心の食生活を送っていました。

不二製油グループでは今後、懸念されている世界的な人口爆発・食糧難の時代に求められるひとつの解決策として「Plant-Based Food Solutions」を展開し、半世紀の大豆たん白研究で培った技術の更なる進化および商品・メニューへの拡大を引き続き推進してまいります。


■主な調査結果
<日本国内全体の実態>

1. 積極的に摂ろうとしているたん白源No.1は「大豆製品」
2. 3人に1人(34.0%)が植物性食中心のライフスタイルに興味を持つ
3. 半数以上がベジファーストや野菜多めの食事を実践


<日本国内ミレニアル世代の実態>
4. 4割が植物性食中心のライフスタイルに興味を持つ
5. 他の世代以上に植物性食中心の食生活を実践!約7割(67.5%)がべジファーストをしていると回答
6. 植物性食に興味を持つ理由、「美味しそうだから」は他世代より10ポイント以上高い
7. 技術革新による「PBF」に対し他世代より肯定的で、約85%が取り入れたいと回答

ミレニアム世代
1980年代から2000年代初頭までに生まれた人。2000年代に成人あるいは社会人になる世代。幼い頃からデジタル機器やインターネットに接しているため、デジタルネイティブとも呼ばれる若い世代のこと。


<米国ミレニアル世代の実態>
8. 約4割(38.7%)がベジタリアン!そのうち4割以上は、場合によって肉も食べる「フレキシタリアン」
9. 約6割(60.1%)が植物性食中心のライフスタイルに興味を持つ
10. 植物性食に興味を持つ理由、「安全性」「環境への配慮」は日本の5倍、「家族・友人の影響」は20倍
11. 植物性食中心の食生活を国内ミレニアル世代以上に徹底!約半数(48.6%)が週1回以上肉・卵を抜く
12. 4人に3人(75.9%)が動物性食を減らしたいと回答
13. 動物性食を減らしたい人程、「大豆製品」を活用し、新技術で生まれた「PBF」への受容度も高い


■日本国内全体の実態
1. 積極的に摂ろうとしているたん白源No.1は「大豆製品」
~「肉類」や「乳製品」を押さえ、約8割が「大豆製品」と回答~

たん白質を摂取するために積極的に摂ろうとしている食品を質問したところ、全体の78.3%が「大豆製品」と回答しました。

「乳製品」は56.0%、「肉類」は53.6%にとどまっており、栄養成分の中でも重要視されているたん白質の中でも「大豆製品」は最も大切な食品として認識されていることがわかりました。

国内・米国における大豆・野菜など「植物性由来食PBF」の実態調査。米国ミレニアル世代38.7%がベジタリアン国内・米国における大豆・野菜など「植物性由来食PBF」の実態調査。米国ミレニアル世代38.7%がベジタリアン
2. 3人に1人(34.0%)が植物性食中心のライフスタイルに興味を持つ
~直近5年で食に期待するようになったこと第1位は「健康」~

34.0%が植物性食中心のライフスタイルに「興味がある」と回答しました。直近5年間で食に期待するようになったことの1位は「健康」であったことからも、健康志向の高まりを背景に、植物性食への関心が高まっていることが考えられます。

国内・米国における大豆・野菜など「植物性由来食PBF」の実態調査。米国ミレニアル世代38.7%がベジタリアン国内・米国における大豆・野菜など「植物性由来食PBF」の実態調査。米国ミレニアル世代38.7%がベジタリアン